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実話怪談「心霊否定派の私の父と火の玉の謎」

これは現在86歳の
私の父親から聞いた話です。

私の父は心霊現象の類を
全く信じない人です。
幽霊なんかいない。
魂なんかない
と、いつも申しています。

父は山形県の田舎で
生まれ育ちました。

子供の頃、
田舎では夜になると
民家の上に大きな火の玉が
浮かんでいるのを
たびたび見たのだそうです。

火の玉が浮かんでいる家は必ず

家族の誰かが亡くなって
お通夜をしている家だったそうです。

画像はイメージです



あれ?
お父さん!
なんか矛盾してない?!

お父さんは幽霊信じないんでしょ?
でも人魂見てるよ‼︎

お通夜の家の上に
火の玉が見えたんでしょ⁈
人魂って霊じゃないの⁈

どーゆうこと⁇

私が尋ねると父は

火の玉なんて珍しくない。
お通夜の家の上に
火の玉があるのは普通。

火の玉は火の玉でしかない。
だから幽霊じゃない。

という、よくわからない理屈で
ぜんぜん普通ではないことを
申しております。😅

子供の頃の父にとって
死者が出た家の上に
浮かぶ火の玉は
日常のひとコマだったんですね〜

恐怖を感じるかどうかは
対象との距離感なんでしょう。

最近は斎場でのお通夜が多いせいか
家の上の火の玉を見ないようです。

これって怪談???

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