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「お取り寄せのケーキみたいに大事に食べる」2023年6月4日

日記、脳直で書いていていいのかなと思うけど、こういうのはとにかく続けることに意味があるので今日も書く!!!連続投稿記録を止めるな!!!

最近読んだ本

『オールアラウンドユー』

先々週、アイナナの映画を見に行った時に、本屋をぶらぶら回っていたら見かけて『オールアラウンドユー』を買いました。

『あなたのための短歌集』と一緒に平置きされてて、「この短歌集良かったんだよな~」と思いながら棚を見てたらふと目に入って、「装丁カワイイ~~~!」と思って衝動買いしてしまった。藍色の布地の表紙に金色の箔押し、しかも本文は角丸加工で、表2・3はやさしいピンク色ってもう……、中身が真っ白のノートだったとしても可愛さ100点なうえに、木下さんの短歌集となったら「買い」でしょって感じだった。
表紙の色も何種類かあったし、通販だと色選べなさそうだからというのも後押しになった。どうしても本屋が遠いので通販で本を買いがちなんだけど、こういう「自分で選んで買うからこそ」みたいな工夫があるとうれしいよねえ。

中身はまだ読んでいる途中なんだけど、日常風景の中に感じる「エモさ(物悲しい情緒)」がぎゅっと濃縮されていてすごく、イイ……。天気がよくて風の気持ちいい日に、ふらっと散歩に出かけて、公園の端っこでぼーっとしてる時に感じる、爽やかさ、もの寂しさ、虚無感みたいなものを優しく切り取っている感じがここちよい。この名前の無い情緒を大切に味わいたい……と思う。

そんなわけで、一気に読んでしまうのはもったいないなと思い、日持ちする美味しいチーズケーキみたいに大切にちょっとずつ切り分けて食べている。ゆっくりティータイムしたい気持ちの時に読むのがいい。天気がいい日に、日差しが差し込む居間でぺらぺらめくったら最高だった。

やっぱさ、おいしいケーキも「おなかすいた~なんかたべよ」みたいなノリで食べるのもったいないじゃん? おいしいケーキを頂くための気分を盛り上げて、お茶なども入れて、おしゃれな音楽なんかもながしてしまって、「場」を作ってから味わいたいじゃん? 木下さんの短歌は私にとってそのポジションで、ゆっくり食べたいおいしいケーキなんだよな~~。

私は文学的なものに触れてこなかったので、短歌も詩もちょっと遠い世界に感じていたところがある。「良いのは分かってるしそれを趣味にしている人たちも周囲に結構いるし良いねと思うけど、それを楽しみに行くきっかけが自分の中にない」感じ。沼る前にインクとか万年筆の界隈に感じていたのと似たような感じかも。

でも今は、この界隈のこと全然知らないなりに、自分なりの楽しみ方を見つけて「なんとなく好きだな」と思えるようになった。うれしい~!!新たな冒険エリアのマップが解放された感じ~~!!

『あなたのための短歌集』をきっかけに、短歌との接点ができて本当に良かったな。接点っていつでも実は作れるのかも。
でも、機が熟すのに時間がかかるというか、そのタイミングが来るのはいつかわからないのだよね~。今回は、普段から周りに短歌とか楽しんでいる人が居たおかげで、タイミングが来た時にぱっと行動で来た気がするので、感謝である。サンキュ!

『現代病「集中できない」を知力に変える読む力最新スキル大全 』

絶賛Kindle Unlimited使用中の私は、とりあえず気になった本がキンリミに入っていたら本棚にぶち込むという「図書館で上限マックスまで本を借りる(そしてそのうちの1冊だけ読む)」ヤツをよくやっている。
この本もその流れで本棚に入れておいたもので、昨日ふと「読むか……」となって読み始めた。この「読むか……」っていつくるか分かんねえんだよな。

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