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わたしのおとうさんのりゅう

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詩人の伊藤比呂美さんの連載。幼い頃、誰もが一度は目にしたことのある名作『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット作・わたなべしげお訳・ルース・クリスマン・ガネット絵、福… もっと読む
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記事一覧

わたしのおとうさんのりゅう 〔第8回〕

よいおとうさん悪いおとうさん  以前、私が、ネコ肉屋になんとなく父を重ねていたことを話…

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3か月前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第7回〕

人を小ばかにしたように 『ドリトル先生のキャラバン』はこんなふうに始まります。 『ドリト…

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5か月前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第6回〕

博奕打ちの娘  工藤会の死刑判決が出たときには、驚きました。  組の最高幹部が死刑、ナン…

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6か月前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第1回〕

エルマーのぼうけん1 『エルマーのぼうけん』という本を読んだことがありますか。  1948年…

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2年前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第2回〕

エルマーのぼうけん2 『エルマーのぼうけん』には、英語版と日本語訳で大きな違いがあるので…

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2年前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第3回〕

エルマーのぼうけん3  確認しておきますね。  著者はルース・スタイルス・ガネット(19…

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1年前
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わたしのおとうさんのりゅう 〔第4回〕

ドリトル先生アフリカゆき1  私の父は縁側の籐の寝椅子に横になり、私はその足元に座りました。父が手にしていたのは新書版サイズの「ドリトル先生アフリカゆき」で、父は、私に、それを読みはじめました。  それはあずき色で、細かい井桁模様がちりばめられた表紙だったという記憶があります。岩波少年文庫の古い版ではなかったかと思います。新書版だったと思っていましたが、その古い版の少年文庫を持っている人に聞いてみましたら、今の岩波新書より縦横数ミリずつ大きいそうです。箱に入っていたはずと

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わたしのおとうさんのりゅう 〔第5回〕

ドリトル先生アフリカゆき2 ひみつ、そしてネコ肉屋  ひみつを解く鍵は、ダブダブ、そして…

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1年前
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