【2020.4-】学校ってなんだろうを考え始めた

突然の休校から

2020年の3月からの3ヶ月間、学校が休校になり、子ども達は学校という場所から急に切り離されました。
6年生だった長女。
担任の先生は、6年生の最後の1か月、みんなで作りたかった思い出、やりかったこと、たくさんあったと思います。子どもたちも、やり残しがことがたくさんあり、心残りだったんじゃないかな。
長女の卒業式は、実施できるのか、どんな形での実施なのか、すごくモヤモヤしていた記憶があります。

2020.4- 新学期


長女は中学に事実上進学したけれど、まるで実感なし。学校から大量の勉強資料が郵便で送られてきたのみ。しかし、塾がZoomでの授業を進めてくれていたので、勉強について心配しなくてよかったのはかなり安心材料でした。
次女は2年生になり、1年生の時と同じ担任だったのは不幸中の幸いだったかもしれません。週に1回先生から元気か確認の電話が来ました。ある時から、学校のホームページ上に勉強資料がアップされ、少しずつ取り組んでいました。
三女は年中になり、コロナの状況が見えなかったので1か月保育園をお休みさせました。
が、これが最も大変だった!
家で通常通り仕事をして、年中の三女がいて、次女の宿題の対応をするなんて。無理ゲーとはこのことだと痛感しました💦

また、改めて、
「今の状態で子どもたちが失っているものってなんだろう?=私は何を補完してあげないといけないんだろう?」と思い、
「学校ってどんな存在なんだろう?」って、恥ずかしながら初めて考えました。今まで当たり前に過ごしてきて考えていませんでした。
さらには「杉並区って教育環境いいと聞いていたけど、そうでもないよね」と勝手に決めつけて勝手に失望していました。(なんて失礼な!)

学校がなくなったことで、子どもが社会と切り離されてしまっているということに気づきました。
親は、リモートワークにすぐに切り替えることができたので、これまでと変わらず、Web会議ツールでミーティングができ、同僚やお客様と話をして仕事を進めることができていました。
方や子どもは、外に出かけることもできず、友だちや先生に会うこともできず。交流するのが家族のみになっていました。

先生がWeb会議ツールを使って、オンラインホームルームをやっているという事例も見聞きするようになっていたので、学校側に掛け合ってみたこともありました。でも残念ながら、まずそれができる環境がない、つまりネットワークの回線が細い、PCがない、家庭環境によっては参加できない生徒が出るなどを理由に難しい旨を告げられました。

誰一人取り残さない、を大切にする公教育なので、確かにわかります。
でも取り残さない方法は別にあるんじゃないか?とも思ってました。
参加できる子どもは参加して、参加できない子どもに個別で電話フォローするでもいい。(小学校の職員室の限られた電話回線2本?を使って、各先生が各家庭(約30家庭)に週1回電話をしていたとのこと。それの方が大変だ!)
まあそもそも、使えるWeb会議ツールが杉並区から指定されていなかったことで実現は不可能だったんですよね。
子どもとの繋がりを持つことを最優先して、強行した学校もあると聞きますが。


先が見えない時代には

こういう先が見えない時代には、大きな方針を待ってると動けなくなるなと感じます。個別の事情も異なるわけですから、現場の状況に合わせて、現場の先生たちが動ける裁量をうまく渡せるといいですね。
今回、GIGAスクール構想で、使えるインフラは整いました。あとは現場の創意工夫が求められるフェーズになりました。
それはそれで、現場の力により差が出てきてしまうのですが、いける学校は先を走り、うまく事例展開しつつ、うまくいかない学校を他の学校や別のやり方で支援をして支えられるといいなと思います。
みんなが揃わないからやらない、では、どこにも到達できなそう
です。

いきなり完璧じゃなくてもいい、失敗は失敗ではなく、次の改善のヒント。
試しながら改善しながら進む。
みんなでそれができるといいなーと思います。

そのために保護者ができること。それは「とにかく応援!」かなと思っています。先生たちの挑戦を全力で応援したいです。

お読みいただきありがとうございます。

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