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#164「なりたい自分」(キャリコンサロン編集部)

梅雨入り間近という感じですね。晴れた日には真夏日を記録することもしばしば。これから殺人的な暑さがやってくると思うとげんなりですが、それでも夏ってなんかワクワクする季節ですよね。さて、今回のお題は「なりたい自分」

「どうなりたい?」


私は普段高校の教員をやっていますが、キャリアコンサルタントとして、小中学校へキャリア教育をお届けする活動をしています。
その中で、子どもたちには「どうなりたい」というよりも「どうありたいか」という問いかけをするようにしています。

どうなりたいか?という問いの答えには、必ず何か職業名がでてきます。
医者になりたい、看護師になりたい、プロ野球選手になりたい、お花屋さんになりたい…
でも。昨今の世の中の変化を見ると、子どもたちが大人になるころにはなくなっている職業もあるかもしれない。はたまた、今では考えられないような職業が生まれているかもしれない。

必要なことはどんなときにも自分の軸をもって前進できる力。
この自分の軸がありたい自分なのでは?と思っています。

「どうありたい?」

ありたい自分…
どうありたいのか。難しいですよね。
人の役に立ちたい、 人を笑顔にしたい… 子どもたちから出る言葉には重みがあります。

人の役に立つ仕事っていっぱいあるよね。ていうか、世の中の仕事はみんな人の役に立つ仕事なんだよ。気づかないだけで、みんな誰かの役に立っている。と考えるとそれが例えば医者でなくても、看護師でなくてもいいわけです。

もちろん、医者になりたい!と強い志を持って向かうことを否定はしません。それは素晴らしいことだと思います。でも、仮に失敗してしまった時、選択肢の幅が狭いと心折れてしまうのです。
人の役に立つ自分でありたい。それならば医者でなくとも他に道はあるな、と柔軟な考え方ができるように、小さいうちから自分のありたい姿を描けるようにお手伝いしています。


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