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#167「わたしのパラドックス」

毎日蒸し暑く、じめじめした日が続く横浜です。今回のお題は「わたしのパラドックス」

うーーーーーーん…これは難しい…
パラドックスってそもそも何?いわゆる「逆説」ですよね。
わたしの逆説???ん????

個性のパラドクス

パラドックスと聞いて、思い浮かぶのは慶応義塾大学文学部の2005年の小論文の問題。

ものすごーーーーーーくざっくりいうと

個性というものは成長していく中で、他者との違いの中で認識されていくもの。しかし、
多くの若者は、個性を、生まれた時から自分に内在しているものだと考えている。ダイヤの原石を持っているからいつかそれが見つかるはずと思っている。
他者の存在が 希薄な個性の捉え方は、社会化による 成長という概念が欠落しているように 思われる。
だから自分の感情を放出することを自分らしさだと感じはじめるのだ。このような反応をしていると、個性とは普遍的なものであるはずなのに、その自分の個性を感じられず、焦燥感が生まれてくる。そこにパラドクスが生じる。

といった内容。個性を求めようとすればするほど、個性が見つからない、ということですね。
自分らしさがわからない、自分らしさって何だろう?と考える時には他者の存在も必要なんですね。他者との交わりの中で独自性が育まれる。だから、いろいろな人との出会いを大切にしなくてはいけないのです。

小論文指導をするときに、慶應文学部らしい、良問だな、と思って、今でもこの問題を最初に解かせています。
ちょっとテーマとずれたかな…


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