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#71「みらいの校則」(キャリコンサロン編集部)

いよいよ9月。早いです。早すぎます。台風も発生して秋っぽくなって、こんな調子だと、もう、すぐ冬が来そう。悲しいことに夏休みも終わり、容赦なく新学期が始まりました。高3生もそろそろお尻に火がついてくる頃。私の仕事も一番忙しくなる時期がやってきました…今回のお題は学校ネタ。「みらいの校則」です。

校則って


 そもそも「校則」ってなぜあるのでしょう?社会に出ると様々なルール、規則の中で生活していかなくてはなりませんね。いくら自由、と言っても個人が交通ルールを守ったり、喫煙場所を守ったりして、社会が穏便に回っている、と言っても過言ではありません。学校という小さな社会の中で、大きな社会に出た時に困らないよう、「ルールを守る練習」のために存在するのが「校則」と、私は思っています。

禁止ばかり


 それならば、教員側は「なぜいけないのか?」をきちんと説明する責任があります。よく、ブラック校則といわれるものに
「ツーブロック禁止」 「ヘアゴムは黒か茶」 「下着の色は白」などありますが、これを禁止する理由を明確にできる人がどれだけいるのでしょうか。検査をするときには、こういった目安があれば、時間短縮にもなるし、検査する側は楽です。教員側の都合で、生徒にこれを押し付けていいのか?常々思っていることではあります。生徒からすれば、注意されるのが嫌だから従っておこう、という発想になるので、自分で考えることをしなくなります。こういう細かいことが、子どもたちが無力になる一因なのでは?と思っています。

とはいえ


やはり、守るべきルールは必要だと思います。それは、生徒自身が考え、作る、という方法がいいのでは?と思います。生徒会が中心になって全校生徒にアンケートを取り、話し合う、といったことを実践している学校もあります。都内のある私立学校のパンフレットにはこんな表記がありました。
校則・・社会の常識
社会の常識とは何か、自分で考え、常識に逸脱しない行動を促していました。誰が見ても恥ずかしくない行動をするように、自分の行動に責任を持つように、というメッセージに、いたく感動したことを思い出しました。
未来はこの校則がスタンダードになったらいいな。


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みらいの校則

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