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”もったいない”の押し付けの先に…

「大人顔なのに髪型がショートヘアなのもったいない」
「美人なのにお化粧しないでもったいない」

「細いのにオーバーサイズばかり着るのもったいない」

\”もったいない”って何だろう?/

容姿に対しての”もったいない=不正解”というテンションは、一方的な価値観の押し付けだと感じる今日この頃。

もったい‐な・い【×勿体無い】
1 有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。「捨てるのは—・い」「使わないでおくには—・い人物」
2 身に過ぎておそれ多い。かたじけない。「—・いおほめのお言葉」
3 不都合である。ふとどきである。もってのほかである
引用:Weblio辞典


このような容姿に対する”もったいない発言”の意図として、下記のパターンが大多数ではないかと思います。

•長所を活かしきれていない為 もっとこうしたら良いのに!というアドバイス感覚
•自分のセンスや価値観と違う際に それを伝えたい場合
•容姿の一部が 他のパーツの足を引っ張っているのが気になる場合

このような感じで、悪意なく軽い気持ちで発言している方がほとんどかと予想します。だからこそ厄介な問題で、時として人を深く傷つけることもあるのでは?と感じています。

指摘された本人は下記のような価値観かもしれません。
•他人からの評価より自分の好きな服でテンションを上げたい
•似合う似合わないより 朝のヘアセットが楽な髪型で生活したい
•自己ブランディングより、今の自分のまま気が合う人と人付き合いしたい

人の価値観は十人十色で外側から見えない部分も多い。
だからこそ、深くアドバイスを求めていない人に対する”もったいない発言”は、相手を傷つけてしまうこともありますよね。

私は本気で向き合いたいと感じるお仕事関係の方や、こう変わりたい!と明確な目標がある方には「こういう素敵な部分があるから、ここを手を抜くのはもったいないかもね〜」と言うことはあります。
もちろん相手からアドバイス頂くことも受け止めます。
しかしこれは信頼関係があり、アドバイスを求め合える関係だからこそ成り立つと思っています。

”これはダメ!”
”絶対直して!”
というハッキリとした言葉でないからこそ、”もったいない発言”は人を知らぬ間に傷つけたり、余計なお世話になってしまっている場合もあるんじゃないかと思います。

”もったいない”と言う言葉に限らず、
「これは一方的に自分の価値観を押し付けているだけではないか?」
ということを常に考えられるような人でありたいなと思います。
SNS上のコメントでもそうだし、自分が仕事で上の立場になってきた時も注意したいものです。


今回は、最近ふと思ったことについて書いてみました^^
また次回お会いしましょう〜



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