読書: ザビエルの見た日本
ザビエルの書簡をもとに、ザビエルからみた戦国日本について。
ザビエルも、30年後にきたヴァリニャーノも日本人に対して同じような事を書いている。忍耐強い、知識欲が旺盛。道理に従う人たち。
ザビエルはもともと東洋に行く予定ではなかったが、行く予定だった一人が病気になったので急遽代わりにいくことになる。ゴアで宣教し、マラッカでアンジローという日本人に出会い日本行きを決めるザビエル。日本には2年ほど滞在した。日本で宣教するには、まず中国での宣教が必要と考え日本を去ったが、ザビエルや宣教師たちはヨーロッパの文化を日本に持ってきたのだった。短く簡単に書かれた本なので、もっと詳しく当時の日本の事を知りたければ別の本が良いかもしれないけれど、ザビエルについて知りたい事があったので読みやすくてよかった。ザビエルの敬虔な姿が印象的。日本に最初に来た宣教師が、ザビエル(イエズス会士)だったのは幸運だと思う。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?