世間の声を参考にして、アンサングシンデレラを頑張って考えてみました

本日2020年7月16日から薬剤師のドラマ「アンサングシンデレラ」がスタートです。同業種としては期待してしまいます。

漫画も既に読んでいて、薬剤師だと共感するポイントが多くて面白い漫画です。

あれ…。薬剤師だと共感…。

ここで気になったのですが、薬剤師以外の医療職種に関わってない人はどのように思うのでしょうか。好きな作品に関しては情報をバイアス有で見てしまいます。私はポジティブなコメントばかり拾っているのではないかと思い、yahooの記事の否定的なコメントをあえて見てみました。

薬剤師×ドラマの印象は、あまり良くない…？

参考にした記事：医療ドラマに見る石原さとみの“進化”　『アンサング・シンデレラ』までの変遷を辿る

たまに医者の指示が間違いではないかと薬局からの問合せで助かることがあるみたいだが、このドラマはちょっと無理があるのでは？
Good：99　Bad：24　(7月16日時点の数字)

このドラマは難しいと思う。薬剤師は医療行為が禁止されているので、でしゃばると違法行為になる。
Good：107　Bad：22　(7月16日時点の数字)

薬剤師の仕事をドラマにするのって無理があると思うんだが？
「ドラマ性」の無い仕事だからなぁ・・
Good：76　Bad：18　(7月16日時点の数字)

なるほど…。つまり、薬剤師に対して対物業務のイメージ強いことがよくわかりました。（ショック！）

しかも、「でしゃばると違法になる」まで書かれてるとは…

賛成のGoodがBadより大きいということは、これが世間の認識なのだと思います。もちろん薬剤師応援寄りのコメントもありましたが、GoodとBadに上記の否定コメントほど、大きな差はありませんでした…。

私のTwitterは薬剤師さんが多いので、好意的コメントが多く、世間も期待していると思ったのですが…。改めて世間とのズレを認識しました…。

他の医療ドラマから見るヒットの秘訣

では、このような状況でアンサングシンデレラはヒットするのでしょうか。私からは既に大好評ですが、yahooの記事コメントを冷静に見て考えてみました。

やはりドラマは、当たり前ですが、面白いか面白くないかで判断されます。

過去にヒットした医療ドラマは「ドクターX ～外科医・大門未知子～」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」などがあると思います。私はどちらも好きな作品です。（他にも医龍とか好きですが、今回は置いておきます）

この２つは「外科」、「緊急救命」という話としては起伏を作りやすいコンテンツです。そのためCM前に「えっ！？」という展開になり惹き込まれます。また、物語に起伏があると俳優さんの演技が光ります。ドクターXでは「私、失敗しないので」の印象に残りやすい言葉、コードブルーでは魅力的な俳優陣の演技力。手に汗を握ってみてしまいます。

上記作品と比べると「アンサングシンデレラ」は、原作通りであると、確かに地味かもしれません…。そもそもアンサングの意味は「褒められない」ような意味合いです。

そのため、作品のテーマを崩さず、ドクターX、コードブルーに寄せるためならば

・石原さとみさんの演技力。印象深いキャラクター性。
・上記演技の起伏を出すために、物語を多少改変。最初の話を複数話使い、薬剤師が非難され、ドラマを見ている人が「可愛そう…」と共感させるポイントを作る。その後に、薬剤師が葛藤の末、どんでん返しスタート

この２つがポイントだと思いました。やはり印象深いキャラクター性の誇示がドラマでは重要だと考えます。7月に放送する「半沢直樹2」も銀行員という設定で、超個性的な堺雅人さんの演技が魅力のドラマです。（これも楽しみ！）　そのキャラクター、そして俳優さんの演技を加速させるストーリーがあり、爆発的な人気がありました。

そのため、ドラマは設定よりも、ストーリー、そしてその後の俳優がどのようにして映えるかが大きなポイントです。石原さとみさんにかかっています…！

原作大好きなので何ともいえないのですが、ドラマにするとやはり、このように改変しないと難しい気がします。

ただ私は素人なので、もしかしたら原作の良さを活かしつつ、ものすごく面白い話になるかもしれません。

うーん。答えがわからない…。脚本家は本当にすごいと思います。。。

ということで、確かめなくてはなりませんね。

見てみないと答えわかりませんもんね…！

本日、7月16日（木）夜10:00　「アンサング・シンデレラ　病院薬剤師の処方箋」をフジテレビにて放送です！