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小さな旅へ

以前にTwitterで「ひとりで在来線のグリーン車に乗って、ビールとつまみを持ち込んで、車窓から流れる景色を眺めるだけの旅をすると、ものすごくリフレッシュする」という旨の投稿を見かけました。その光景を想像しただけで、ワクワクが止まらなかったので実現できる機会を狙っていました。

先日、伊東で仕事があったので、これはいい機会だ!と思って、東京〜熱海間の行き帰りを東海道線のグリーン車にしてみました。

これが、ものすごく癒やされたんです。秋晴れの中、海沿いを走る東海道線の車窓からの景色は最高…!2時間半ほどの道中、スマホはバッグの中にしまって、帰りの道中ではビールをちびちび飲みながら、変わりゆく景色を楽しみました。

ほろよい車窓の旅

ビールは熱海の駅ビルの中で、せっかくだからと地ビールを選びました。それと、やっぱり駅ビル内の成城石井で売っていた、小さなサラミとの組み合わせ。サラミをこりこりと齧りながら、夕方の海を眺め、ビールをごくりと飲み込むと、日頃抱えていたことがちっぽけなことに思えました。

ちなみに伊東から熱海に向かう伊東線では、大好きなキンメダイ列車に乗れたのも嬉しかったです。

海側の景色が楽しめる設計です
車体はキンメダイの赤。座席にもキンメちゃんが。
伊東の海。また来ますね。

寄り道した熱海では路地裏にある古民家カフェへ。以前に訪れた時の記憶を辿りながら、お伺いすることができました。

スパイスの効いたアイスチャイとクッキー。
会計の時にはこの木札を持っていきます。
CAFE KICHIさん。名前の由来は「基地」とのこと。
素敵なお時間をありがとうございました!


旅のあいだ、ほとんどスマホは開きませんでした。小さな画面からの情報を遮断してみると、予想以上に豊かで実り多い世界が広がっていました。旅そのものが深いマインドフルネス体験となりました。

日常に閉塞感を感じていたら、飲み物とおやつを持ちこんで、小さな旅空間を過ごしてみるのもおすすめですよ…という投稿でした。私も、またふらりと旅に出ようと思います。



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