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この時期だからこそイベントをやる!と決めた人たち向けの、対策について共有したい

2月24日に、ピノキオプロジェクトのスピンアウト企画「ピノキオ防災」を開催しました。

ピノキオプロジェクトとは、つくばエクスプレス沿線の柏の葉キャンパス駅周辺を舞台に、2007年から開催されている、地域の子ども達が主役となって活動する参加型のプログラムのことで、柏の葉キャンパス周辺のみなさんと一緒に企画・運営しています。

ピノキオプロジェクトについては、かつて東大とミサワホームさんとの共同研究会で、松田朋春さんがご紹介くださったので、詳しくはこちらをぜひご覧ください

私はUDCKの小山田さんや坂本さんにかなりお世話になりながら、ここ3年事務局的動きもご一緒させていただきながら関わっているのですが、2019年のピノキオプロジェクトは残念ながら台風19号の影響で、13年の歴史で初めて中止となってしまいました。「防災」をテーマにオリジナル企画の準備も進めていたのですが、企画メンバーが防災対策をするという事態に。

ピノキオプロジェクトでは、高校生、大学生、地域のパパさんママさんなどが企画に関わってくれているのですが、彼ら彼女らが中心となってその「防災」を楽しくする企画を考えてくれていたこともあり、このままでは終われない、ということで、オリジナルの企画だけを展開するピノキオ防災を2月に開催を予定してうごいていました。

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が、台風の次は新型コロナウイルス…ということで、開催についても議論があがりました。

しかし、各地でイベントが中止になっている中、ピノキオ防災は実施することとなりました。

今回運営に関わりながら、こういう部分に気をつけたほうが良いんだなと思うポイントを、ピノキオ防災やUDCKで過ごした日々を通して学習したので、これから「やっぱりイベント開催する!」という方向けに、気をつけたらいいことをまとめます。

※私は専門家ではありませんので、最終的な活用の際はご自身で調べてご活用ください。あくまで私の経験をまとめただけです。ご了承ください。

ボランティアはマスク持参&着用の徹底

非営利活動にはボランティアがかかせません。とはいえ、こういう社会状況なので、イベントに協力してくれる上でも無理はしてほしくない。

ということで、ボランティアの皆さんにはマスクを持参してもらいました。

本来ならマスクを配布したいところですが、マスク不足なのでしょうがない。持参&着用を徹底してもらったので、企画・ボランティアメンバーは全員マスク着用でのぞみました。

マスクをつけたところで自分たちがかならずウイルスを防げるわけではないですが、いろんな方が遊びに来てくれる場で迎える立場において、相手を不安にさせないことが大事。そのためのエチケットとしてマスクは絶対だと思います。

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とはいえマスク着用ですこし疲労困憊になりがち

マスク大事!と書いておきながら間逆なことを書きますが、ピノキオ防災のボランティアは朝8時に集合し、片付けを含めると17時まで頑張ってもらいました。

間にしっかり休憩は全員あれど、長時間色んな人に声をかけて活動をサポートするのって、マスクを付けながらだとかなり体力を奪われることがわかりました。

なぜなら、声が通らないんです。マスク。

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とすると、いつもよりも声を張っていかないといけないので、これがじわじわと体力を奪うことがわかりました。

しかも、マスクしながら声を出し続けると、口から放たれる温かい空気が口元にずっと居座っているので、だんだん顔が火照ってきて、頭がボーッとしてきます

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声はいつもより張るし、それでいて温かい空気がずっと顔にまとわりついているので、じわじわと体にダメージがきました。後半でこれで体力奪われるね、という話題が出たほどに。終わりが近づくに連れ、みんなかなりへとへとになっていた気がします。(それでもみんなピノキオが大好きなので、そんな様子を見せないのでかっこいい)

こうして体力を消耗する時ほど、あとあとに響くこともあると思いますので、休憩の徹底が大事。そして、運営側こそ無理しないで運営してもらうようにしてください。アルバイトとか社員とかとにかくおもてなしに関わる方みんな無理しない!

消毒液はアルコールとは限らない

今、あちこちの施設でアルコール消毒液を設置しているところが多いですよね。こういうやつ。

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みんなアルコール消毒液置いてるのでOK!ってなりがちみたいなんですが、アルコール消毒液を使いたくない人を想像するのも大事なんだと今回学びました。

ピノキオ防災では、全ブースに「消毒のご協力」のアナウンスを掲げつつ消毒液を設置。その置いてあった消毒液は次亜塩素酸水の消毒液でした。

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写真の右下にあるものがそれです(私が右から二番目におる)。

次亜塩素酸水は赤ちゃんに使えると言われているほど人体に優しく安全性の高いものなのだそうです。加湿器とかにも使われていたりしますよね。

ピノキオ防災ではちいさい子どもたちもたくさん来るので、アルコール消毒液よりも次亜塩素酸水のほうがよいとのことで準備されていました。

アルコール消毒液でもいいんですが、アルコールに弱い人などはアレルギー反応を起こしやすいという側面もあるので、あまり使いたがらない人もいるようです。こどもたちが多いイベントならなおさら。

ちなみに、ノロウイルスはアルコール除菌だと効果がないらしく、次亜塩素酸水がよいのだということも、色々調べて知りました。あと、次亜塩素酸水はすこーし塩素っぽい匂いがするので、ニオイ気になる人もいるかもです。

また、次亜塩素酸水でなくて次亜塩素酸ナトリウムというものもあります。これは、塩素系漂白剤などに使われている強アルカリ性のものなので、人体には有害です。用途も異なりますので詳しくは自分で調べてみて!

※2/26 22:36 企業のリンク先をはらないほうがいいと指摘を受けましたのでそのリンクを削除しました


食事の提供について

これはピノキオ防災に直接関係はないのですが、濃厚接触で一番よめないのが、ケータリング形式の食事提供かなと。

先日、UDCKでデンマークの図書館Dokk1の事例を聞くイベントに参加した時のこと。

お菓子や飲み物の提供があったのですが、全部個包装で、飲み物も基本的に個別にミニパックやペットボトルでの提供でした。そのときに「食事の提供はこわいしね」と教えてもらってたしかにそうだわと思いました。

口に入れるものを通じて何かあったら困るので、この辺もかなり気をつけないといけないのだなと感じました。

実際に食事を振る舞う大型イベントは相次いで中止していますし、気をつけるポイントだなと。

東京都は「都が主催する屋内での大規模なイベントや、屋内や屋外を問わず食事を提供する催しは、原則として延期、または中止」と発信してますし。

(追記です)
食事の提供については、するにせよ、手洗いうがいなどが徹底されるのが大事では&対面で食べないようにするとコメントもらいました。


とにかく来場者の状況に合わせて、対策を選び実行することが大切です。そして、あちこちで使われる消毒液についてはアルコールでも次亜塩素酸水でもどちらでもよいですし、場合によっては両方設置というのもあり得るかもですが消毒液を設置する際には、用途をよく調べて設置しましょう


これからイベントをやるかやらないか、という判断があちこちでなされて大変だと思います。中止にするにせよ、実施をするにせよ、しっかり対策をしたいですね。

そして、こういう社会状況の中、関わってくださったすべての方に感謝します!ありがとうございました!

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それではまた明日🌼


👇ピノキオ防災前夜に書いたnote


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