無い時は、無いなりの幸せを。


私の夫は同い年で一般的なサラリーマンだ。
所得は決して悪くはないが、すごく良いわけでもない。
おまけに義理の実家に支援をしているので、とても夫の一馬力だけでは生きて行けない。

私も働いていた時は二人でそれなりに楽しんでいたが、私がなかなか仕事に就けない今、少し節制する必要が出てきた。
「働かざる食うべからず」とは、いつの時代も世の常である。

「金はないけど時間はある!」
「金が無いなら知恵を出せ!」

というわけで、私は最近やっと苦で無くなった料理を毎日楽しんでいる。

共働きしている時は、週末にまとめて食材を買い、おまけにコープデリも頼んでいるので、冷蔵庫がパンパンだった。
にも関わらず、外食ばかりしていたので、我が家の食材廃棄率は結構なものだったと思う。

今はどうだろう。
毎日スーパーに行くことが出来るので、
きちんと冷蔵庫の中身を確認し、「これとアレを買い足して来て、アレを作ろう」「アレが賞味期限が切れるから、アレを一緒にアレしよう」と計画的に買うことが出来る。何より、「一応コレ買っておくか~」という無駄な買い物が無くなった。

今ある食材を綺麗に使い切り、さらにその日の特売の物でお得に美味しく料理が作れるというのは、想像以上に充実感があるものである。
何より、自分で作っているので、何が入っているか分かって安心である。

以前の休日は、都内にフラフラ出ていって、昼からおいしいものを食べながらお酒を飲むのが楽しみだった。
今はどうだろう。
公園をレンタサイクルし、テントを張って昼寝である。
ゴロゴロしながら、「夕飯は何をつくろうか」「俺お肉焼くよ~」などと話しているのもなかなか良い。
余計なものが削ぎ落とされて、なんだかとっても気持ちがよいのだ。

人生色んな時がある。
どんな状況でも楽しんで生きていけたら素敵だよね。

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