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ヒラリー・クリントンの米大統領選挙敗北演説を見て

絶賛モラトリアム期間中の私。先日農家さんにインターンに行っており、夕食の時間に見た番組があり、響いたものがあったので、備忘録がてら記録しておきたい。

その番組は、NHKの映像の世紀プレミアム「世界を変えた女たち」


なぜこれを見ることになったのか

当該番組はシリーズで農家さんは全て録画されており、たまたま夕食の時に観ていた。その時に観ていたのは「独裁者3人の"狂気"」だった。

CMなしの約1時間半ほどの番組だが、内容はとても面白く、食い入るように見てしまった。私は、本番組を気に入り、別日に他のシリーズも見たいとお伝えしたところ、「じゃあ、お前にはこれがいいんじゃないか」と見せて頂いたのが、「世界を変えた女たち」だった。

響いた箇所

番組全体が素晴らしく見入ってしまっていた。番組には、マリリンモンローやココシャネル、原節子が取り上げられていたが、特に私に響いたものは、最後の方だった。

ヒラリークリントンの大統領選敗北演説だ。

2016年米国大統領選はトランプが勝利となり、トランプ大統領で持ちきりだった。もちろんヒラリーの本演説も放送されていたが、そこまで詳細には聞いていなかったし、耳に入ってこなかった。

おそらく私には「タイミング」ではなかったのだろう。

特に以下のメッセージが大好きだった。

and to all the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams.
(日本語訳)これをみているすべての小さな女の子たち あなたたちは重要であり、力強い存在で、この世界にはあなたの夢を目指し、実現する機会がある事を決して疑わないでください。

恥ずかしながら、初めてちゃんと聞いた。

そして私は「小さな女の子」ではないんだけれど。。。

まず、メッセージの内容が今の私にピッタリだった。自分はどうしたいのか、相変わらず分からないし、まだピンと来ない。傷ついたこともあるし、先が不安にもなる。そんな私でも「valuable and powerful」なんだって言ってもらえたようで嬉しかった。

その夢とやらはまだ分からない。だけど、この世界は必ず実現出来るから大丈夫だよって背中を押してもらえたと思う。

とにかく迫力があった。一言一言に力強さと潔さを感じた。言葉の意味や内容等の言語部分はもちろんだが、トーン、表情、身振り手振り等非言語の部分にメッセージ性を感じ取った。

魂、思い、経験、思考等あらゆるものが滲み出ている。

彼女に対しては賛否色々あるんだと思うけれど、そういうのは抜きにして、この演説部分は私に響いたんだ。

思わず「かっこいい」ってポロっと出た。

この演説で番組が終わった。

その後、農家の旦那さんが「夢を実現する機会があることを決して疑うなってよ」って、微笑んでくれた。

その時に私は涙が出てて、まともにお顔を見ることができなかったんだけれど、心にどーんと大きな鐘が鳴って間もないところに、さらに追いで鐘ならされた感じ。

私の夢や目標は明確にはまだ分からない。だけど、今とっても必要な時間を過ごしていると思っている。

尊いこの時間を不安がらず、感謝して過ごせるようになってきたんだ。それも、こういった素敵な人との縁に恵まれ、少しずつ大丈夫だって思えるんだ。



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