アメリカ留学とマンガの話①
こんにちは。はじめまして。sienaです。
[自己紹介]
とある女子大学生です。将来は、「日本のマンガ・アニメを海外に発信したい!」という夢があり、ただいま準備中です。
久しぶりにnoteを書いてみることにしました。
今回は、海外で感じたマンガ文化について。留学生活の始まりから、書いていこうかと思います。楽しんでいただけたら嬉しいです。
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1. 「楽しい留学生活のはじまり、はじまり」
大学2年生の秋から、アメリカに6ヶ月ほど留学に行きました。そこでの目標は明確で、「日本の文化を海外に伝えること」でした。行く前から、現地での授業が楽しみで仕方ありません。もちろん、不安も同じくらいありましたが。。。
私が通っていたのは、田舎にある大学でした。学生の街でもあり、街の人々はみんな、その大学のパーカーを羽織るほど。フットボールも全米の大学で有数の強さを誇るので、とにかく街全体が大学のことを応援してくれる。大学生はバスも無料で、とても優しい街です。
一つ気になるのは、スーパーまで20分はかかることくらいでした...(笑)
ですが、最初にも申し上げた通り、勉強面は楽しみ。
私の行っていた大学では、なんと、マンガ専攻なるものがあります。
「どんなことを学べるのだろう」わくわく
「きっと現地の学生も、先生も日本のマンガ好きだよね」わくわく
「授業で日本の作品出てきたら嬉しいな」わくわく
と、私の心は、どんどん弾んでいきます。
ちなみに当時、大好きな作品の一つである『ちはやふる』特装版40巻を持参。これを見せびらかして暮らす予定なのです(笑)
さて、履修登録期間がはじまります。そこで即座に「コミックスタディーズ」を選択...のはずが、定員がうまっている。
「Why!!!!!?」
と思って見てみると、私のような短期留学生は、授業を履修する優先順位が低いらしい。これでは留学の意味も水の泡になってしまいます。そこで、教授にお願いメールをしました。
なにやら私は、やりたいことへの執念がものすごく強いようで。
パソコンの前で土下座する勢いでした。「取らせてください」と。
少なくとも手を合わせてお願いはしました(笑)
それが功を成したのかは分かりませんが、初回の授業に参加して、先生にもう一度頼み込んだところ、承諾をしていただきました。
ここから、私の留学生活がスタートします。
2. 「人生で一番記憶に残ったこと」
コミックスタディーズの授業が、ついにはじまりました。
初回は、マンガの概要について。
私は、ここで、今でも忘れられない出来事を経験しました。
先生は、授業を進行するにあたって、パワーポイントを使っています。マンガの概要説明では、アメコミの説明がずらり。
てっきり日本のマンガについて学べるのか、と思っていたので、アメコミやDCシリーズの紹介ばかりで
「ちょっと履修する授業間違えた気がする...」
と感じていました。でも、もしかしたら日本のマンガも出るのではないか、と心の中で期待もしていました。
すると、先生が次のスライドを写した時です。
画面には、ワンピースの、あの名シーンが。
「海賊王に、おれはなる!」
日本のマンガ...きました。密かに心の中でガッツポーズします。
「あれ...このマンガ、なんて言うタイトルだっけ...?」
先生はそう言いました。
「そりゃないよ...覚えていてくれよ...笑 有名な『ワンピース』ですよ、先生!」
と異国の地で言えるわけもなく、心の中で呟いたのです。
すると次の瞬間、
「ワンピース!!!!!」
と一斉に叫ぶ声が。
クラスメイトの声が、一気に揃ったのです。
全身にぶわあっと、鳥肌が立ちました。
「日本のマンガ、ちゃんと、届いているんだ」
涙が出そうでした。自分の好きな作品を、全く文化の異なる人々が好いてくれている。とても嬉しかったです。
そして出てきた気持ちは、
「いつかは自分もこういった作品作りに携われたら」
と言うことでした。
今回はこれにて。また次回書こうと思います。
(ちなみにONE PIECEは今ゼブラックと言うアプリで700話ほど無料で読めるみたいです~2/28)
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最後まで読んでくれた方々、ありがとうございました。
また来てくれたら嬉しいです:)
siena
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