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最近のユニクロで好きな服

ツイッターでもnoteでもなんでも、ファッション系のコンテンツでユニクロの考察は非常に人気がある。市民権を得たとも言えるし、一方で未だに一種のアレルギーやアンチなスタンスの方もいるだろう。

私自身は、ユニクロについては一時期ほどの熱意はないものの、年を追うことに上がっているクオリティとアパレルの覇者なりの苦労を読み取ると、ユニクロの中の人は大変だろうなとしみじみ感じてしまう。

(既にツイッターで紹介しているが)アンケートでかなり要望があったので、今回は現行のユニクロで個人的に着用してしているアイテムを紹介したい(エアリズムなど肌着をのぞく)
また、既に販売を終了しているが、メルカリなどで状態の良いものが探せるもので、個人的に名作だと思う過去のアイテムも紹介したい。

ユニクロに何を求めるのかは個人によって異なると思うが、個人的にはとにかくパンツのパターンが5年ほど前と比べて格段に良くなったので(単に自分の足に合ってきただけかもしれないが)パンツ推し。

1,感動パンツ

3,990円+tax
ツイッターでしつこいくらいにプッシュしているが、未だにオフィス通勤は通年でほぼこれしか履いてないくらいに気に入っている。

現在、ウールライクでダークグレー、グレー、ネイビーを1本ずつ、コットンライクでブラック2本にベージュ1本の計6本所有している。

絶妙な股上の浅さと適度なテーパードが効いて脚が長く見えるシルエット、速乾して軽い、ストレッチバックが非常に優秀、そしてチープな印象が全くないという、恐ろしいほどの性能を誇る東レと共同開発した化繊の生地。日本が産んだ最高の機能性パンツと太鼓判を押したい。

アパレル業界で多数の企業再生を手掛けた、コンサルタントの河合 拓氏も感動パンツをベタ褒めしています。

2,U クルーネックT(長袖)

1,990円+tax
Uniqlo UのクルーネックT(半袖)が長年支持されているが、個人的にはあまり賛同できない。スラブ感のある生地はチャンピオンのT1011を連想させるが、肌触りが悪い上に着丈の身幅のバランスが良くないと感じる。

翻って長袖は、スラブ感の抑えられた艶感重視の生地が採用されており、複数回洗濯をしても生地感が損なわれない耐久性がある。胸ポケットのグレーディングは賛否両論あるが、個人的には世に売られている他のロンTに比べればマシな方だと感じる。

着丈と身幅のバランスも良く、特にパタゴニアのバギーズショーツ(5inch)と合わせたときの相性が非常に良いと感じる。ロンTはこれが発売されてから累計5枚購入しており、他のブランドのロンTはほとんど買わなくなってしまった。21SSの新色であるグレー(ブランド表記はカーキ)はかなりの美色なので、期間限定価格になったら買い足したい。

3,ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ

1,990円+tax
過去にユニクロが何度挑戦したか分からないスポーツ系アイテム。近年のアスレジャーブームにあやかり、性懲りもなく投入してきたアイテム。

過去にリリースされたスポーツ系アイテムの多くは、ただでさえ安価であるスポーツ系ブランドのアイテムと比較しても尚、安っぽさが拭いきれずに全く売れなかったが、ここ1年で投入してきたアイテムはその課題を随分と克服してきた。

このジョガーパンツは、価格を抑えるために生地が薄いことと、ポケットの数が少ないことがマイナス。しかしながら、非常に動きやすくストレッチ性が強い素材と、ユニクロにしては珍しく相当細身に振り切ったシルエット、ソリッドなディテールが奏功している。新しい生活様式にある現代において部屋着〜ワンマイルウェアとして着用するパンツの筆頭候補。

ナイキやレイニングチャンプなど、シルエットやディテールが攻め過ぎていて半グレ感漂う雰囲気が苦手な方にも、こちらをぜひお勧めしたい。

4,ウルトラストレッチドライスウェットプルパーカ

2,990円+tax
通常のスウェットパーカとは素材感が明らかに異なり、ウェットスーツのような雰囲気が漂う。バルキーなシルエットが素材の形状維持効果の高さと相まって、普通のコットンのパーカよりも、一枚で着ててもサマになるように見えるのが利点。色は杢っぽさが全くない純白が特に良い。おっさんが着ても良い意味で若返って見える。

5,U レギュラーフィットワークパンツ

3,990円+tax
SS21のUniqlo Uで唯一かつ圧倒的にクオリティが良いと感じた一本。ディッキーズと同価格帯でありながらも、縫製(仕様)の良さはもちろん、適度なワタリのゆとりと、裾への緩やかなテーパードはそこらのワークパンツでは出せない上品な雰囲気がある。素材も綿70%ポリエステル30%ながらも化繊特有の肌触りの悪さはほとんど感じない。腰で履かずに、ルックのようにハイウエスト気味に履いてくるぶしを見せた方がスタイルが長く見える。良い。

ここから先は、個人的な過去の名作

6,U コットンリネンバンドカラーシャツ(20SS)

昨年のベストバイでも挙げた、個人的にとても気に入っているシャツ。
長めの着丈と、裾がラウンドせずフラットになっているのがとにかく良い。夏場にTシャツ1枚ではコーディネートが寂しい時に重宝する。
昔ならポケットは外していたが、今はマスクとか入れるとき胸ポケットがあると便利なので悪くないなと思い始めている。

7,ブロックテックステンカラーコート(19SS)

個人的にマッキントッシュを超えたと感じた1着(マッキントッシュとはベクトルが全く違うので比べるものでもないが)とにかく軽く、撥水性能もまずまず。なによりもユニクロのレギュラーラインとは思えない着丈(Mサイズで100cm)と身幅。去年のモデルは着丈が短くなってしまったので、メルカリで探すならぜひ19SSのものを。

8,ノンキルトダウンジャケット(18AW)

ジェネリックウールリッチ。2019年が暖冬だったためにすぐ手放してしまったが、寒い冬の年は買い足したいのでまた再販して欲しい。なんといってもウールリッチの1/10以下の値段で買えるのが魅力。
このモデルは取り外しできるファーの向きがイケてないのだが、手縫いで少し調整すればフードを取り囲むようなファーの付け方にアレンジできるので、それによって高価格帯の同アイテムと面構えがだいぶ似てくる。ウールリッチの1/10以下の値段でこのクオリティなら、私はユニクロを支持する。
では、ほぼユニクロのヴェイランスを、ユニクロの15倍以上の値段でも買い続けるのか?その理由はご存知の通り…。

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