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先生を変える

さよりんです。
横浜で小さなピアノ教室をやっています。

こちらは、初めてnoteに投稿した言い回し。

先生を変える
いや、私が変えられるんではなくて。
私が師事している先生のお話です。

私は一般大学卒で教員免許はありますが、音大は出ていません。
生徒たちにピアノを教えるにあたり、自身のスキルアップやアカデミックな学習は不可欠です。

今から8年ほど前、ピアノの道へ本格復帰する際、ある先生の門を叩きました。
大きな教室を主宰され、子育ての大先輩でもあり、小さなお子さんからシニアの方まで教えていらっしゃいます。体験レッスンも明るい雰囲気、大人の生徒さんも多い、自転車で通える…マイナス要素見当たらず、入会を決めました。

それからは月1,2回のペースで、テクニック曲集、古典、ロマン派、印象派、近現代…アドバイスを頂きながら弾き進めてきました。
「手の形が音を作る」が持論の先生で、1音1音細かく手の形を指導して頂きました。
一つ気になっていたのは、先生のガチ演奏を聴いたことがないこと。発表会での講師演奏もありませんでした。

3年ほど経った頃。
「前回のレッスンと真逆なアドバイスだな…」「前回はOKだったけど今回はダメなのか…」などということが増えていきました。
アドバイスの軸が毎回ブレるので、いつまで経っても曲が完成しない、ということも。

そして最近。
先生のご機嫌の波が大きくなりました。
レッスンが楽しく終わることもあれば、全てをこてんぱんに否定されて切なく終わることも。
ご機嫌を覗いながら畏縮して弾く演奏は小さくまとまり、少しも魅力的になりません。

先生だって人間です。
体調や気分に波があるのは当然です。
ましてや私よりも年齢は上。
体のあちこちが痛むはずです。情緒を一定に保つのも難しいのでしょう。
何年も教えている大人の生徒に対しては、うっかり素の状態が出てしまうこともある。
それはわかります。

でも、でもですよ。
私だってもういい歳のおばさんです。
残りの人生は極力笑って過ごしたいわけです。

「お金払って悲しくなりに行くって何なん」
「自分がこうありたいと思える先生に付きたい」
最近、こんなことを考えるようになりました。

頭に何か思いや考えが浮かぶと、私はすぐに行動に移すタイプです。受け身ではなく、主体的に人生を動かしていきたいタイプ。それで失敗することもあるけど気にしません。

最近、X(Twitter)で、あるピアニストさんの教室アカウントからフォローがあり、自分もフォローバックしたことを思い出しました。たしか、同じ神奈川県内でご活躍だったような…?

調べてみると、3つの教室を主宰されていました。すごい。1つでヒーコラ言っててすみません💦
その中の1つが、無理なく通える範囲にありました。しかも大人向けのワンレッスンに特化した教室とのこと。おぉ、これは運命だろうか?

YouTubeチャンネルで演奏を聴きました。
私は好きな演奏の許容範囲が狭いのが悩みで、この曲のここはこう弾いてほしかった…というのが少しでもあると、もう耳が閉じてしまいます。

が!!
たくさん動画を拝見しましたが、「ホールで聴いてみたいな」と直感的に思える、とても好みの演奏でした。生徒さんへのレッスン風景の動画もあり、穏やかで優しい口調に癒されました。
これはワンレッスンに行くしかない!1分後には、もう申し込みのデータ送信完了していました。(行動力)

再来週にレッスンの予約が取れました。
現在取り組んでいる曲や、今後の学びの方向性などに、アドバイスを頂けることを楽しみにしています。

終活とはまた違いますが、最近、残りの人生をいかにより良く過ごすか、ということを考えています。
私には、娘を真っ当な人間に育て上げるという大きなミッションがあるので、その隙間を縫うように、自分の人生について真剣に考えて、即行動に移していく。生き急ぎ上等。

さぁ、新しい先生探しのスタートです。