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卒業式@武漢ウイルス警戒中の

20200310の昨日は中学校の卒業式(短縮形)でした。

書くのを今日に持ち越したのは卒業式の日1日の娘をゆっくり見ていたかったからw


武漢ウイルス (新型コロナウイルス🦠と言ってはいますが、日本のせいにされないようにあえてこう言います)  警戒中の全国の中で、短縮でも卒業式ができたのは良い方かもしれません。

卒業生、保護者各1名、担任と教科担任の先生方のみの小さな式、一人一人が壇上に上がる事もなく、在校生の言葉もなく、いったいこの子達がどんな悪い事をしたのかと思い、凄く寂しい気持ちだったのは事実です(政府の対策に不満があるのではなく全体像を言っていますが) 。こういった気持ちを持った方々も多いと思ってます。


そんな気持ちでいた中、式の途中で、突如、名前を呼ばれたのに不在の生徒、所謂「不登校」の子供達の存在を目の当たりにし、私の気持ちは止めどない方向へと。

私には、大変お世話になったママ友がいます。その方はいつも優しく穏やかで、粗雑な私はいつもお世話になりっぱなし、1人が好きでマイペース、他の人に気を遣って自分の時間を取られたくない余りママ友をつくらない私に、ごくごく自然に気を遣ってくれて、いつも声をかけてくれた数少ない方なのでした。

担任の先生が生徒の名前を呼び、一人一人が起立するとき、、、その方のお子さんの名前のときに立ち上がった子はいませんでした。

少し前から噂は聞いていました。でも娘とその子はクラスも部活も違うので、交流はないらしいので、詳しい事は知りません。

そしてメールを書いて、今までのお礼と率直な気持ちを送ろうと送信しました。

メールは不通。

苦しんでおられる事と思います。遠い昔、私の弟がそうなった時に、私は意見をぶつけられない母と一緒に中学校へ行きました。母の苦しんでいた姿を思い出しました。そして真ん中の娘が一時そうなった時にも私も苦しみました。

わたしにも経験がある事を伝えて、一人じゃないよ、ということも伝えておきたかったけれど、届かないメールになりました。

私には話を聞いてあげられるとか、私には分かるとか奢った考えは毛頭ないし、環境によって、考え方によってみんな違うし苦しむ程度も違うけれど、私は少なくとも彼女に感謝しているという事だけを伝えたかった。と今も思っています。そして、ただただ聞くだけなら私のような横の繋がりを保たない人間が役に立つならどうぞ。と言っておきたかった。だけですが。

正直に言って、彼女の笑顔がもう一度見たかった。ありがとうを言いたかった。

そう思うのは自己完結欲求だけなのかも知れないけど。


そんな気持ちでいる時、私の娘はまた違った方向で涙していました。親しい友人との別れの涙。

たくさんの手紙をファイリングしながら目を真っ赤にして友達の言葉を噛みしめている娘。なんて幸せな子なんだろう。そんな娘は卒業式が終わった後も友達とどれだけ撮れば気が済むのだというくらい写真を撮り続けていて。挙句、お待ち申し上げていた私に「友達と帰りたいから先に帰って」と、親子で帰る人の多い中、最後の坂道を私はさびしく1人でトボトボと帰ってきましたが。これも成長なので黙っときます。


いろんな子供のいろんな人生があります。

私の真ん中の娘も、一時期は不登校児でしたが今は人を助けられる立場になって社会に参加しています。

10代の半ばのモラトリアムな時期に、自分の身体も変わって、ホルモンバランスが狂って更年期の私の反対Ver.よろしくどうしていいかわからない時期に、友情を育んだり、喧嘩したり、恋をしたり、失恋したり、大人に反抗したり、当たり前にそういう気持ちが出てくるのに受験もある。自分だって中学生から高校生のあの時期、大変だった。でも親になって忘れてしまって身勝手な思考に陥って失敗すること大人としても度々です。子供をコントロールしよう、他人をコントロールしようとなんて更々思っていないけれど、月並みですが子育ては大変です。(三人育ててます。もうたくさんです)

私は自分の腹から生まれた子は自分のDNAを持ちながら大きな何かの力(あえて神様と言わない)から預かってると思ってます。もちろん自分の命も。

彼女には私なんぞの言葉が届いて楽になるとは思っていないんだけれども、この状況、この感情が降るように湧いてきて、なんだかウイルスのせいで自粛された世の中で例え引き篭もってても、成功とかしなくても、自分の納得した生き方でいいと、思考の方向性を確認した気がするのです。(もともと自分が納得したことしかしてない私の言うことか?とも思いますが)

何が言いたいか全然まとまってないんだけど、それが今日思ってる事全て。


いま苦しんでる彼女が、生きてるのって、なかなかいいじゃん。って思う日がきっと来ますように。


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