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世界のどこでも「私」でいられるように

今年に入ってから3度、住む場所を変えている。日本からフィリピンへ、フィリピンからカナダのAirbnbへ、そこからシェアハウスへ。動くたびに体が軽くなっていくのを感じる。

最近だと会う人会う人自己紹介をするたびに驚かれるようになった。

「2週間前に着いたばかりなんです」
「3ヶ月くらいいる感じしますよ!?」

シェアハウスのオーナーにも、あまりの荷物の少なさ+到着後すぐに模様替えを始めたので(もちろん許可取ってます)、「自分の居心地のいいように暮らすのが上手ね」と褒めてるんだかよくわからない言葉をもらった。まだ越してきて1週間だけど、すでに馴染みすぎて次の引っ越し先を考えてる。

街を歩いていても思う。昔ほど海外に対して新鮮な驚きが感じられなくなってきた。街並みが変わっても人がいることは変わらない。フィリピンは野良猫と野良犬がすごく多かった。カナダは飼い犬がとてもいい子で、たまにリスを見る。あとは空気にほこりっぽさを感じるか、くっきりとした澄んだ視界か。それくらい。

そうなると世界のどこにいても帰る家と生活を補うだけのお金があれば何も変わらないような気がしてきた。今の私にはまだ時間がある。ここが私の街だー!家だー!と思える場所を見つけられるよう、フットワークをどんどん軽くしたい。