見出し画像

パノラマアイで実現する、高次元視野~悩みからの解放~

生きていれば悩みはつきませんが、そこから早く脱出できる人と、なかなか脱出できない人、悩みに捕らわれてしまって長い間苦しむ人がいます。仕事柄そんな方のご相談を受けることも多く、皆さんがその苦しみから早く解放されるといいなぁと常々思っています。
 
私も昔はいろいろと考えるタイプで、石橋を叩いて渡るどころか、叩いて叩き割ってしまうほうでした。そんな私が最近あまり悩まなくなってきたのです。氣功と出会って観自在なものの見方をするようになり、心の在り方を変えたことも一つの要因でしょう。
それに加えて、モノの見方を変えたこと、これは比喩的な意味ではなく、文字通り目で見る見方を物理的に変えたことも大きく関わっていると思い、今回はそんなお話をします。


図:二次元的視野

二次元的視野

図で説明しますね。物事に対処している時って、だいたいこんな感じになっていると思います。
世界はあなたと他者だけで、つまりあなたの目の前には、対象となっている他者だけがあります。問題になっている人でも事柄でも、それが目の前にあって、そのモノゴトとのやりとりというか、関係性だけに注目している状態です。そうすると、その人から言われたことが辛いとか、その人をどう説得しようとか、その人にどう理解してもらおうとか、対象者との関係性を良好にしようと思いますが、そう思えば思うほどに深みにはまっていきます。自分と他者(人、物、事)だけの二元関係の中に没入してしまって、視野がどんどん狭くなり、解決手段がかえって見えづらくなるという事態に陥ってしまうのです。

図:多次元的視野

多次元的視野

次にこちらの図は、上の状態から一歩抜け出す視野を示しています。世界全体を眺め、その中に自分と他者の関係性も含める、一つ次元をあげた世界からの視野です。
この視点から物事を見ることによって、自他だけの閉鎖的な思考から抜け出して、第三者的立場から物事を見ることができます。今までの、2者の中でにっちもさっちもいかなくなっていた状態から、自分自身のあり様を客観的な視点から再検討することができ、相手のあり様も冷静に判断でき、そしてある時は、別の他者の存在にも気が付き、別の道を見つけることもできるようになります。問題解決の道筋に客観性と多様性が生まれ、以前の閉塞状況から抜け出すことが可能になるのです。

パノラマアイから実現する高次元視野

さてこのような高次元視野の存在は、頭では理解できても現実に問題が起きるといつのまにか二元的視野の中にいて、高次元視野があることを忘れて気づかなくなっているということは、ままあることです。それを回避するためにも、私は形から入ることをお勧めします。
モノを見るとき、「裸眼を目指す氣功会」で提唱するパノラマアイメソッドで見るのです。自分をニュートラルな位置に置き、そこからボ~っと世界を眺めます。自分の目をカメラのファインダーにする感じでしょうか。あまり焦点を意識せず、するとそこにはありのままの世界が写っています。相手と相対するとき、または相手とのことを考えているとき、このパノラマアイで見た世界の中に、自分も入れてしまうのです。そうはいっても、実際に見ているモノの中に自分は見えませので、自分の後ろとか上に、別の自分が、自分ごとこの世界を眺めている感じでしょうか。そうすると自分が今感じて考えていることが客観的にみえるようになり、自分と他者とのやりとりも客観的に判断することができるようになってくるのです。

 見方は、考え方に通じる

私はご相談を受けた時などは、このパノラマアイの姿勢を先ずとります。形から入ることで高次元視野を維持することができ、その結果、感情や負のエネルギーの中に取り込まれることなく、建設的な結論に収束する確率を高まめることに成功しています。
モノは見ようとすればするほど、見にくくなります。物事への対処も同じです。なんとかしようとすればするほど、身動きがとれなくなります。そんな時は、自分をニュートラルな位置におき、一歩引いたところからボ~っと眺めたほうがよく見えて、解決手段もみつかるようになるのです。

おまけ キーワードは視覚野

視覚野の働き、侮れないです。それなのに、今まであまり聞いたことがないですよね。前頭葉とか、海馬とか他の脳の働きは聞くけれど。視覚野、秘されている氣がします!

楽に見れて、肩こりと眼鏡から卒業できて、そして悩みからも解放されるパノラマアイ。ご興味のある方、氣功会のページもご覧くださいませ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?