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ぶっつけ本番でフルマラソンに挑戦したらどのくらい疲れるのか

※ほとんどの人にとっては参考にならないけれど多分誰も体験したことのないであろう話

マラソン本番、20XX年 春

年明けからトレーニングを始めて、ジムにあるランニングマシンで週3くらいで走っていた

でもそれも本番1ヶ月前からなぜかサボり気味になり、一緒に応募した友人とどうしよーと頭を抱えたのは本番数日前の外練習
その日ほぼ初めて、ジムではなく外で走った(笑)

マラソン未経験、練習不足、でも完走したい
そんなとき平成の若者は何をするか?

Google 先生に相談する

先生は教えてくれました、
若い人は早歩きと小走りの混合技で、完走はできる

単純な私たち、Google 先生(というか体験談ブログの筆者)を信じていざ、本番へ!!

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若くて負けず嫌いの私たち

初のフルマラソン!運動部出身の「若い」当時の私たちは、
前日のブログ情報を信じるしかなく、ただ気合だけは十分!

会場が家から遠いのとそもそもの開始時刻が早いのとで、
寝不足、準備不足と初挑戦からくる緊張、、

少し曇っていて暑くもなく寒くもなく、天候には恵まれていたと思う!

周りのマラソン経験者っぽい皆様に圧倒されながらも走り出してみると、沿道からの声援がとにかくすごかった

見ず知らずのアジア人の私たちのゼッケン(名前入り)を見て、名前を叫んで応援してくれた

「コンニチわーー」

「Ánimo = がんばれ」

「アリガトウゴザイマス」

名前以外にもいろんな声援があって、「ありがとうございます」はさすがに面白かったけど、とにかく力になった

プロ選手でもないし知り合いでもないのに、こんなに応援してもらえるんだ!楽しい!と思えた

名前と顔を見て日本人と分かってくれる人や日本語を知っている人たちが多くて、誇らしかった(気分だけは日本代表)

ルートは観光でよく訪れた街並みで、世界遺産や有名スポットを通る時にはスマホで動画を撮ったりしながら早歩き+小走り作戦を続けた

1kmごと?数kmごと?に残り何kmってわかるようになっていて、
残り30kmまでは体力的にかなり余裕だった

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30km過ぎから42.195km

残り30kmを過ぎたくらいから、脚の疲労感が出てきた

息の上がり具合とか、体力的、精神的な面では余裕に感じられたけれど
脚はトレーニングをサボっていたツケが回ってきたようで、、、

残り10kmくらいから Súper しんどかった!!!

給水所的なところでもらえたのが真っ青だったり蛍光黄色みたいなスポーツドリンクだったんだけど、他にもバナナとかオレンジ、ナッツ類とかもあって

今思うとみんな触ってるナッツとか食べるのって感染リスク、、って思うけど当時は気にならず(笑)

バナナ食べてからちょっと時間が経つと、少しの間だけ体力が回復した気がしたの!
さすが、即効性のあるエネルギー源!!と実感

残り数キロになったところで、先にゴールした人たちが首からメダルを下げて沿道にいるのがわかった

「がんばれ!あと少し!君ならできる!」

「諦めるな!前に進め!」

みんな修造ばりの声援をくれて、本当に力になった

プロのスポーツ選手ってその何万倍の声援を、国内外のファンや観客から受けているのかーと思うと、「みなさんの応援が力になりました」って嘘じゃないんだろうなー

最後は倒れこむようにして、

完走 .。:・*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. !!!!

私たちも完走できて、メダルをもらえて、今までに感じたことのないほどの達成感があった

また挑戦したいけど、次は事前に練習しようと心に誓った

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打ち上げ

会場で簡単な着替えを済ませて、近くのバルへ、、、

終わった直後から全身筋肉痛で、着替えるのも一苦労、もう一歩も歩きたくなかったけれどお腹は減っていた

注文してwifiつないだら、当時片思い中の彼からのLINEが

「お疲れ様!!マラソン完走本当にすごいよ!!僕は実は今、、、」

読みながら長文と気づいてから、既読つけちゃったから早く返さなきゃという気持ちと友達の前で携帯いじるの嫌だなーの戦い

お手洗いに行って、こっそり返信することにした

内容が深刻な内容だったのと、彼との会話が私が当時勉強中の言語ということがあって、15分くらい席を外したと思う

真剣にLINE返して、さあ個室から出ようとした時、スマホを床に落とした

トイレの衛生面で日本を超える国はないと思うけれど、、
日本でだって公共のトイレで床に携帯落としたらショックだろう

マラソンで疲れていた私は、手洗い場でスマホを洗った

充電のところと、イヤホンの穴から水が入らないように洗った

マラソンで疲れていた私は、石鹸をつけて洗った

¡¡¡¡¡  マラソンで疲れていたから  !!!!!

席に戻った私は、何事もなかったかのように打ち上げに参加

帰宅してスマホの調子がおかしいと気がついた時にはもう手遅れだった

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スマホを自ら水没させた結果

ルームメイトから「お疲れ様」「よくやったね」と
言われた記憶がもうない(笑)

「お米がいいよ」
「スペインではお米を使うの」

みんなで私の水没した(させた)スマホを復活させるべく
知恵をしぼった

ジップロックにお米を入れて、その中にスマホを入れることになった

リビングの共用の棚にそれを置いて、一晩

携帯の画面は変な緑色になるだけで、完全復活はしなかった

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スーパーで新しいスマホを

住んでいる地域では、スマホの本体をスーパーで買うことができた

壊したスマホと同じ種類のを、200ユーロくらいで買ったと思う

SIMカードを入れ替えて、なんとかスマホなし生活を避けられたのだけれど、マラソン中に撮った写真やムービーは帰らぬデータに、、、

私がこれからフルマラソン走る若者に言いたいのは、
たしかにトレーニングサボっても完走はできる可能性がある
でも完走後は疲れすぎて判断力が鈍るから、
終わったら家でおとなしくしていた方がいい!!

後日分かったのは、充電とイヤホンの穴に入らないように洗ったけど、
実は画面がバキバキだったからそこから水と石鹸が入り込んだ
ということ

普通洗わないよね、防水でもない安いスマホだしね!!

日本で落としていたらコンビニでウエットティッシュ買って拭くっていう発想になったと思うんだけどね!!

あーーー、疲れてたんだなーーーー

フルマラソンってスマホを石鹸で洗っちゃうほど判断力が鈍る、
そのくらい疲れるよ、と答えるようにしています(笑)

気をつけましょう!

以上、私の留学中スマホトラブル②でした

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