未知なる食との出会いが、旅の1つの醍醐味だと思う。 ~ベトナムの食に想いを馳せて~
あー、ベトナムに行きたいな。
定期的にこう思う時が訪れる。
街、人、景色、食べ物…何もかもが当時の私には
"今、自分はこの瞬間生きているのだ"と、感じさせてくれた。
とても魅力的だった。
またベトナムを訪れるその日に想いを馳せて、
これまでにベトナムで出会った素敵な食べ物たちを綴ろうと思う。
食べ物編
フォー
ベトナムといえばお馴染みのフォー。
"胃腸に優しく、体も心も温かくなれるのが
フォーの素敵なところ"だと思うので、
やっぱり一番好きなベトナム料理だ。
勝手にフォーについてくる野菜といえば「もやし」、
というイメージを持っていたが、実際はいろんな香草がついてくる。
オリエンタルバジルやシソ、パクチーなどの香草以外に、ミントやドクダミが登場したときは目からウロコだった。
鶏肉のフォーよりも牛肉のフォーが好き。
バインミー
世の中のフランスパンには先に謝っておこう。本当に申し訳なかった。
バインミーと出会うまでフランスパンのことを
"パサパサしていて、口の水分を奪っていくパン"だと認識していた。
ただ、バインミーを一口食べてみると口の水分は奪われず、中の卵やパテやお肉と野菜がとてもジューシーで、パンも外がカリカリで中がふわふわ。
バインミーを通してフランスパンがこんなにも美味しいのだと知った。
というくらい、バインミーはとても美味しい。
バインセオ
「なんだこの料理は!覚えておけるように名前検索しなきゃ!!!」と即座にググり、
その美味しさのあまり頭から雷が落ちるくらいの衝撃を受けたのが、このバインセオ。
ベトナム風お好み焼きと呼ばれ、ターメリックで黄色く色つけた米粉のパリパリモチモチの生地に、豚肉、エビ、シャキシャキの生のもやしなどが入っていて、ヘルシーで食べ応えもあり、食感も楽しい料理。
フルーツ編
ランブータン
見た目は魔物?のような近寄り難い見た目だが、
トゲトゲした表皮は決して痛くなく、チャーミングなピンク色をしている。
味はライチのようなジューシーで爽やかな味わい。
ライチ好きにはたまらない。
竜眼(リュウガン、ロンガン)
結構硬い皮を頑張って剥くと、
果肉の内側に目のような見た目の種がある果物。
味はほぼライチと同じ味、食感。
これもライチ好きにはたまらない。
モンキーバナナ
通常のバナナの1/2ほどの大きさの、とっても可愛らしいバナナ。
味はそのまんまバナナ。
カカオパルプ
普段チョコとして加工されるカカオの実を、
日本人の方が経営されているBINON CACAO PARKで生で頂いた。
カカオパルプとは、カカオの実(カカオポッド)を割ると出てくる豆の外側の白い果肉部分を指す。
果実部分は食感がライチのようで、ほんのり甘い。
カカオパルプの内側にある豆は紫色のような色をしており、とっても渋く苦かった。
が、この豆がいつか今食べているチョコレートへと変貌するので、
チョコになる前を食したという貴重な経験をさせてくれたカカオパルプに感謝。
番外編
ホビロン
孵化寸前のアヒルの卵。
現地のベトナムの学生たちが連れて行ってくれた、
とてもローカルな居酒屋で登場。
既に少し味付けされており、その上にライムと塩をかけて食べるらしいが、勇気が出ず私は食べていない。
ホットクットロン
孵化寸前のウズラの卵。ホビロンと同じ居酒屋で登場。
魚醤のようなもので味付けされた上にライムと塩をかけて食べてみた。
鶏肉×レバーのような味わいだった覚えがあるが、
"今、孵化寸前のウズラの卵を食しているのか…!!"と思うが余り、
味をちゃんと覚えていない。
カカオワイン
カカオから作られたワイン。
葡萄から作られたワインのような渋さが全くなく、
ブランデーのような芳醇な香りと甘さがした。
当時は所持金と睨めっこし、結局買えなかったが、
「次あったら自分のお金で買って、大切な人たちと飲む…!」と意気込んだ覚えがあり、
とにかく表す語彙がないのだが、美味しかった。
バインコット(?)
この写真を撮った当時は、"ベトナム風たこ焼き"と言われるバインコットを食べたのだとばかり思っていた。
ただ、改めて「バインコット」と検索すると
この写真とは似つかわしいため、
この写真の料理は何か不明。
たこ焼きのような味でとても美味しかった気がする。
名前が分からない屋台料理
もはやなんと検索すれば良いか分からない、ホーチミンの屋台料理。
パリパリに揚げた皮に野菜のような具材が入っていて、ビールのお供に最高だった。が、未だこの名前は分からない。
最後に
未知なる食との出会いが、旅の1つの醍醐味だと思う。
未だ出会っていない数々の料理を求めて、また旅しよう。
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