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PR未経験の私がメルカリ広報として過ごした濃厚な4年間とこれから

こんにちは、Sayoです。
2016年11月に入社したメルカリを、2020年7月末をもって退職しました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

「次の挑戦」に進む前に、この濃厚で濃密だった4年間を記録しておきたい、と初めてnoteを書いてみることにしました。
さぁいってみよー!(明るく)

●2016年入社

前職(ウォンテッドリー)の関係で、中の人と話す機会も多く、面白い人が多いなぁと思っていたメルカリ。当時1人でPRを担当していた @ricchaに誘ってもらい、2016年11月に広報・PRとして入社することに。(ウォンテッドリーでは事業企画を担当していたのだけど、よく会社のことをSNSで発信していたため広報だと勘違いされたのがキッカケ。笑 つぶやくもんだぜ、SNS!)

当時のPRチームのボスは現メルカリ会長の@koizumiさん。

「いままでになかったPRをしてほしいから未経験者でも頑張ってほしい。」と、様々なチャレンジをする場を与えてもらいました。PR業務だけでなく、マーケと一緒にCMやパブの対応や、イベント協賛について議論したり...すべてが初めての経験というド素人PRなりに、盲目的に精一杯走っていた頃。

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入社初日に@ricchaさんと

オウンドメディアのメルカンで、社内の様子を日々発信する#メルカリな日々も、3ヶ月くらいひたすら1人で書き続けていました。ネタ探しのために社内のいろんな人としゃべり、これがキッカケとなりメルカリについての情報も一杯仕入れていったなー。

当時妊婦だった私、お腹もますます大きくなり、そろそろ来週から育休入るぞ〜と思っていた矢先に、メルカリで「現金が出品される」という事件が発生。メディアの関心も高く、週刊誌や社会部からの問い合わせに対峙することに。初めての「リスク対応」に追われながら、守りの広報の大切さ、メルカリが社会に与える影響力の高さを認識。もうスタートアップの広報、という思いではいけないなということをひしひしと実感しながら、息子がもう出てきそうになったので、こんなタイミングで職場を離れるの!?という悔しさもありつつ産休に...。(その後3週間くらいで息子誕生)

後ろ髪を大量に引かれながらの産休・育休突入でしたが、お休み期間中はPRではなく、メルカリのヘビーユーザーとしてメルカリにどっぷり関わりながら過ごしました。(ベビーグッズとメルカリの相性って本当いいんだよね!)

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お世話になったこのスイマーバもメルカリで売ったぞ...

●2017年産休育休から復帰

息子が生後半年になった頃に、merciboxの認可外保育園補助制度を利用して職場復職。お休み間に、元LINEの@yajiさんもマネージャーとして入社していて、チームとしての戦闘力が格段にアップしていました。

当時のメルカリは新機能のリリースラッシュ。メルカリNOW、メルカリチャンネル、メルチャリのリリースやmercari R4Dの発足...などサービス・組織に関する新しいニュースを世に送り出しながらも、きたる6月の上場に向けて粛々と準備を開始。

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メルチャリお披露目会@福岡

上場のタイミングで、海外(US)で挑戦するメルカリの姿をもっと知ってもらいたいと、Palo Altoに移転したばかりのメルカリUSオフィスへのメディアツアーも実施したりしました。

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USの青いメルカリ

上場承認日には、CEOの進太郎さんから上場にあたっての想いを綴った「創業者からの手紙」を社外のみなさまに公開したのですが、その裏でインターナルコミュニケーションをプランニングし、社内メンバーだけに配られた「もうひとつの創業者からの手紙」を作ったり。

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思えばインターナルコミュニケーションが大好きで、「メルカリ」が1億ダウンロードを突破した時にも、号外新聞を作ってエレベーター前で社員にゲリラ的に配ってお祝いしたりしたな...これはもはや仕事というか趣味。

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「進太郎感激!」な号外新聞をメルカリハッピで配った

そんなこんなであっという間に入社約2年。

色々なことをやらせてもらったはいいけれども、メルカリでしかPRをしたことがなく、かつ育児もあり「時間をかけながらレベルを上げていく」という方法も取れないことにもどこか引け目を感じていた私。

業務とは別に、体系だててPRを学ぶことで、基礎力を今すぐ上げたいと博報堂ケトルの嶋さんが講師を務める「プロフェッショナルPRパーソン養成講座」に毎週土曜日に通うことにしました。毎年応募開始15分くらいで席がうまる人気講座なんだけど、超絶おすすめだよこれ... 

実技に加えて、講座で学んだ知識を活かしつつ、2018年10月に外国籍社員の入社説明会というPRプランを企画。インドを始めとする外国籍社員約50人の入社は、グローバルテックカンパニーを目指すメルカリにとってエポックメイキングな出来事だと思い、メディアの方向けに入社説明会の一部をお披露目しました。

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当日はTV・新聞・海外メディアまで60名の記者が参加

そして、このときのPRプランが認められて、社内でGo BOLD賞を受賞。
わーい!

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その翌月の11月には、全面協力させていただいた「メルカリ〜稀代のスタートアップ野心と焦りと挑戦の5年間」が日経BP社から発売されました。
書籍の出版って大変...! 

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●2019年メルペイへ

2019年1月からは、スマホ決済サービス「メルペイ」のローンチに伴い、グループ会社の株式会社メルペイに異動。

ローンチのタイミングで「メルペイ」に対する注目度を最大化しようと、MERPAY CONFERENCE 2019を開催。(異動後1.5ヶ月で準備+開催....!ひぃぃ)TV15媒体+新聞・通信社36媒体+Webも100記事近く掲載され、無事、期待感を最大化することができたかな。

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社内でも大流行したOPENNESSポーズ

その後も2019年のキャッシュレス盛り上がりとともにオフラインイベントやMobile Payment Alianceの発表などなど、毎月?いや、毎週?のようにイベントがあり記憶が薄い...。

夏には2度目のMERPAY CONFERENCE_2019_SEPを9月に開催することが決まり、今度はプロジェクトオーナーを務めることに。会場決定から、プレゼン、パートナーとの提携発表などなど、3ヶ月弱でドライブできるのか不安になりつつも無事いろんな発表ができました。(この時は本当にプレッシャーが大きかったのか、イベント終わってから白髪が生えたよw 体って素直だな。)

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(終了後にお決まりのOPENNESSポーズ)

2020年からはメルカリ・メルペイを兼務しながら、「Mercari Conference 2020」の実施サポートや、コロナ禍での働き方の発信、最近では「BUSINESS DAY」の実施などに関わっていました。

あー本当に楽しい4年間でした!ありがとうございました。

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この4年間、やっぱり1番思い出に残っているメルペイカンファレンス実施後の打ち上げwithメルペイのみんな(終わって安心して泣きそうだった)

●今後について

そんな充実していたメルカリ・メルペイのPRを辞め、今後なにするの?についてですが、ビザがおり次第、香港に移住する予定です。

え?今の時期に香港?かつリモートが当たり前になってきている中で、こんなにいい会社を辞めるの?と言われるのですが(ごもっともー!)、

"TAKE THE RISK OR LOSE THE CHANCE"

 の気持ちで、今しか見れない香港に移住して、新しい環境でもメルカリ・メルペイくらいまたはそれ以上に面白い仕事をしたいな、と思っています。

。。。とはいいつつも、なにもまだな〜んにも決まっていないので、香港/Asiaで面白そうなこと知っているよ or これやってほしいんだけど!という人は是非是非ご連絡いただけると泣いて喜びます!

過去に、台湾やアメリカに住んでいたので、中国語や英語は話せるのですが、ビジネスで勝負できるのかといったらまだまだ。(日本人って謙遜しがちだけど、本当まだまだだな!)
語学の部分も頑張りつつも、 ビザ取得にも時間がかかりそうなので、しばらく日本で体力ためて、皆さんにご挨拶できたらなと思っています。(コロナに気をつけつつ、会えたら嬉しい!)

以上、メルカリへのラブをふんだんに詰め込んだ振り返り記事、お付き合いいただきましてありがとうございました。

メルカリでの4年間、関わってくれた皆様本当にありがとうございました!そして、これからも宜しくお願い致しますっ!!

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Slackに投げ込んだ会社の退職ポストは「却下」されてたw 
そんなおちゃめなみんなが大好きだー!

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