なぜ鬱病の私が20キロ太ったのか


よく鬱病患者は薬の副作用で太りやすい、と聞いていた。

何度か私は病院を変えたがどの先生も女性だからと太りやすい薬は避けてくれた。

だから太った原因が薬のせいとは考えていない。

これから説明する私の鬱病患者生活を見れば肥った理由が納得できると思う。

私は田舎から東京へ逃げていた。
親に反対されていてずっと行けなかった心療内科にやっと通えたり、アルバイトで罵倒されたり役に立たなかったりして、病んだままだったが以前ほどではなかった。

東京は夜でも眩しくて、タバコのような匂いがいつでもしてるのに街灯やお店の灯りでキラキラしていた。
私が住んでたところは色々と便利で徒歩3分以内にコンビニがあった。もっと言うと徒歩15分圏内にいろんなコンビニが複数点在していた。

それが誘惑のひとつだった。

メンタルクリニック通いの私は寝付きの悪さから眠剤を処方してもらっていたが、上手く眠れていなかった。
それどころか飲み続けていると昼夜逆転が始まってしまった。

眠剤を寝る前に飲む→よし!入眠するぞ!→眠れない→深夜3時くらいに眠剤で朦朧としながら通りを徘徊する(道路のど真ん中でパジャマ姿で寝転ぶ)→コンビニで色々買う→帰る→変な時間に全部食って心も満たされて朝方眠る

こんな生活をしてしまっていた。
だから太った。夜中に食うなっていうのはダイエットの基本だと思う。太って当然だ。

プラス20キロ。
自分が20キロ太るのを想像して欲しい。
Mサイズを着ていたのにXLサイズになるのだ。
Lじゃだめだパツパツになる。甘えるな。テメーはデブだ。Lまだ行けるっしょなんて考えるなデブ。なんなら、XLでもギリだぞ。

ということで私は合わない薬で頭がパァ〜になっていたので体型の認識もよくわからぬままパツパツの服を着て出歩いていた。
今思うと凄く恥ずかしい。この時のことを思うと辛くて自殺を考えたりしてました……でも

そんな私だけど今は理解ある主治医くんとエアロバイクくんが居ます。

引っ越して主治医も変わり、若い先生たちからベテランっぽいおじいちゃん先生になった。
経験豊富なのか今の処方は適切だと思う。
夜は眠れている。
うつ症状は相変わらずだが。これだけでありがたいことだ。

私は20キロも太った巨体を必死に動かして時には有酸素運動に筋トレをしてストレッチもして5キロ以上痩せたところだ。

目標体重まで意地でも頑張るつもりです。

本当に理解ある主治医くん・エアロバイクくんには頭があがりません💦

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