見出し画像

▷恋活 episode2

"出稼ぎパキスタン人"


episode1を上げてから日が経ちました。

Y君とはすぐさま終わり


終わった人のことなんて考えていられないって
ことでどんどん次にいく

私はワーホリに行ってた経験があって
外国人と付き合ったことはないが
いずれ海外に住んでもいいなと思ってる私は
別に日本人じゃなきゃ嫌だという
こだわりはない。

なので日本語も喋れる外国人は私の中では
恋愛対象内なのだ。

英語しか喋れないと私もストレスがかかるので、
日本語も喋ってくれると良きである。

そんな中マッチングしたのが
おしゃれにスーツを着こなしたアイコンの
パキスタン人だった。

割と顔もイケメンである。

日本語も喋れそうでだいぶ長く日本に
住んでいるようだ。

やりとりを数日して電話なんかもしてみる。

パキスタンの訛りはあるものの
明瞭な日本語を話す

過去の恋愛の話などもする。

日本人の女の子だったか
パキスタンの女の子だったかと付き合ってたとか?(記憶があやふやであるw

でも結婚に至らなかったと

恋愛にも真面目に取り組みたい意思を感じる

「◯さんは〜どぅなの〜?ケコンしたいー?
どんな人スキー?」

「ワタシマイニチレンラクしたい」

結構愛情表現は重め?しっかりめなのか?

まぁチャらいより良いではないかと思い
連絡をとり続けてみる


しかし段々と彼の言葉の節々の重さに
気だるさを感じてくる。


そう、わたしは追いかけられると
ダメなのである。

途端に吐き気がして逃げたくなる。

こういうところが恋愛こじらせ女と呼ばれる
由縁なのか。。

とりあえず会ってみなくては分からぬ。
と自分に言い聞かせる


「ドライブ行こうよーワタシSUV乗ってるよー」

特段車は詳しくないし興味はないのだが

私の好きな車種だった。

また自宅近くのコンビニで待ち合わせした。

運悪く、その日は若い子が何人かたむろしていて
タバコを吸っていた。

コンビニの駐車場に何台か車が停まっている。

例のSUVは見当たらない

どれだ?と思いながら
彼に連絡してみる。

突然小さめの車の窓から
「ココ」
と聞こえてくる。

軽自動車…..

軽に乗ってきていた。

なんだか怪しげな雰囲気の人から「ココ」なんて話しかけられている女がいると
待ち合わせをして初めて会う雰囲気が
滲みでているのか

若い子達がめちゃくちゃコチラを見てくる。

何故だか恥ずかしくなり、
そそくさと車に乗り込む。

写真に写っていた男はどこにもいない。

普通に出稼ぎに来たパキスタン人なようだ

あの写真は何だったんだ?
婚活用に知り合いに撮ってもらった
イケてるやつだったのか…

同一人物なのか…?

でも声は確かに電話してた男の声だ。。

「車どうしたの?」と聞いてみる

「あー今修理にダシテル」

うそつけーーーーーーーーーーーーー

心の中で叫んだ。

もう一度言う。

私は特段車は詳しくないし、これに乗っていて欲しいなんて言うこだわりも全くない。

軽?いいじゃん運転しやすそう。
である

がしかし、自分でSUVの〇〇に乗ってるといいながら全く違う車で来る


いや認めよう

SUV自分の好きな車種だったのもある
乗ってみたかった
おしゃれ車でドライブ♡
を味わいたかった

そんな淡い期待も瞬く間に海の藻屑となり消える

話し方も電話で聞いてた時より数倍ねっとり
しつこそうな感じだ
見た目がタイプではないと分かるとここまで印象も変わってしまうのか
はたまた車のせいなのか
もう私には分からぬ

暗闇に映る人の心理を見透かそうと見てくる
ギラッとした瞳は何とも言えない
眼光の鋭さだった。
日本人特有の目ではなく、相手が安全な人物なのか危険な人物なのかを見分けようとするような
動物の本能のような目。

人に飢えていると言うか
どうしても誰かと一緒にいたいと言う
飢えを感じる

コンビニにいたのに近くのコンビニまで走り

なぜさっきのコンビニで買い物をしなかったのか
謎である

そのコンビニで飲み物を買う。

もうこうなったら一気飲みである

一気飲みして帰るでアル。

目的は帰ることに変わった。

手を繋ぎたい。キスをしたいと言ってくる

私の国の挨拶と言い
手を繋がれたまま手にキスをしてくる
あなたもしてと言われる。
が、したくない。

「わたし日本人だからしません」
相変わらずの塩対応ぶりである。


どうも友達がいなくて寂しいらしい。

同じ職場のパキスタン出身の人と
一緒に同居しているようだ

だから日本での友達が欲しいとのこと。

なんだか少し切なさを感じる

気持ちはわかる

いい人ではあるが、、、

友達として付き合い続けるほどの興味は湧かず…

飲み物を飲みきりありがとうね〜
と言い

遠くなったコンビニから歩いて帰った。


帰りながらありがとねーという一様の挨拶は送り

ブロック。
確定

またもや私の恋活はすんなりと終わった。

しょうがない、これは…

しょうがない、トキメキ!

そんな言葉を自分にかけ明日も私は
恋活をする。


トキメキアクエリアス




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?