情報量が多すぎて
d47落語会で、今回のご当地・福井に行ってきました。
落語会が3月13日。そして偶然にも、北陸新幹線の福井延伸が三日後の3月16日。福井駅は、お祭り騒ぎのように沸き立っていました。
福井県はこのところ、恐竜を売りにしています。以前から駅前には巨大な恐竜像が何体もあって有名でしたが、新幹線駅開業に合わせ、さらに多くの恐竜像が「これでもかっ!」と設置されています。
この景色、どこかで見たことあるなあ…と記憶を探り、
「あ、マリだ!」
アフリカのマリ共和国です。似てませんか?
以前書いた『国名の正体』という本で、マリは現地の言葉でカバという意味であることを知りました。なので、首都バマコにはカバの銅像があることを思い出したりして…(行ったことはありませんが)。
これは新幹線福井駅の屋上。
はたして恐竜は「恋人たちの聖地」になれるのか?
レゴもある。
とはいえ、やっぱり、福井といえばカニでしょう。打ち上げでは、予想もしなかった立派なカニがドーン!と出て来て驚いた。
こんな豪勢なことは二度とないだろう…と記念にタグをもらってきましたけどね。
そういえば、駅には越前ガニをくわえた恐竜もいた(考古学的、生物学的に合っているのか?)。
実はそうした合間に、個人的には、拙著『トークの教室』をとり上げてくれるFM岡山の番組に電話出演。
もはや、あまりに情報量が多すぎて、福井に何をしに行ったのかわからなくなってくる始末…。
そうだ、落語会だった!
私は噂で聞いていただけですが、福井は落語好きな方が熱心に落語会を開いて盛り上げようとしているとのこと。
今回私が書いたのは『骨董と葛藤』という噺ですが、その中に古典落語「猫の皿」と「はてなの茶碗」をネタにしたくすぐりが入ってます。落語好きな方は「骨董」というキーワードでピンと来るでしょう。が、これは多くのお客さんにわからなくてもいいと思って、あえて入れています(実際、渋谷ヒカリエでは反応が薄かった。それが普通なのです)。
ところが、福井では多くの方がここで笑ってくれたのです。
「噂は本当だった!」
と驚きました。
来ていただいた方、ありがとうございました!
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