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おせちとお雑煮

あけましておめでとうございます。

年に一度だけ使うお皿を引っ張り出して、おせち風に盛り付け。

好き嫌いが多いので、作るものは少ないし、おせちセットを買うことは無い。食べられるもの・好きなものを少し選んで自分流おせち。
黒豆は好きなので甘み強めに手作りする。

お雑煮のおつゆは、次の日くらいまで食べられるように少し多めに作る。味付けを少し変えてうどんのつゆにしたり。
具は鶏肉・大根・にんじん・里芋などを醤油で味付け。

出身県のお雑煮として紹介されるのは、イクラなどが乗った豪華なもの。しかし、生まれ育った我が家のある山間部の地域では、根菜や高野豆腐や油揚げなどを煮て、醤油で味付けしたおつゆの雑煮だった。

主役は納豆餅・胡桃餅・あんこ餅などのお餅。どこの家にも餅つき機があった。
胡桃餅は今考えるとかなり贅沢だ。裏山に胡桃の木があったので、手間はかかるが作っていた。子どものころ、自分の家で食べる野菜が採れる程度の畑があったし、親戚や隣近所からの頂き物もあり、お互い融通しあい賄っていたと思う。
そういうお付き合いが残っていたのはもう昔。

母の煮る黒豆は甘いけれどしわしわで固かった。しかし周囲の家もしわしわ黒豆なので、そういうものだと思っていて、テレビCMのつやつや黒豆は別の食べ物のようだった。

今年の黒豆を少ししわしわにしてしまい、そんなことを思い出した2023年のお正月。


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