人生で初めて入院した双極性障害について

タイトルの通りですが、すごく個人的な投稿になります。

12月の末に発症したのですが、双極性障害という診断を医師からいただきました。もうすでに知っている友達もいると思いますが、病気に対する理解が少しでも増えたらと思い、また個人の備忘録にしたいと思いnoteを書いています。

まず見てくださった皆様に報告です。

年末から年始にかけてお世話になった皆さんありがとうございます。　入院生活も終盤に差し掛かり、3月の初旬に退院できそうです。

双極性障害とは？

聴き慣れている人はいないと思いますが、双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。躁状態とうつ状態は両極端な状態で、その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害と言います。双極性障害はかつて「躁うつ病」と呼ばれていた病気で、日本での有病率は0.4～0.7%と言われています。

上記は、まず何の病気かを理解するために検索したサイトに出てきたHPから引用しています。下記にリンクを貼ります。

双極性障害（躁うつ病）｜こころの病気を知る｜メンタルヘルス｜厚生労働省

症状として、躁状態の時は現実離れした行動をとりがちで、本人は気分がいいのですが周りの人を傷つけたり、無謀な買い物や計画などを実行してしまいます。

ここでピンとくる友達は多いのではないかと思っています。必要も無いのに6万くらいするピアスを買ったり、不意に言った一言で相手を傷つけてしまったことに自分は気づいていなかったり、、、。本当に迷惑な話ですが、そう言ったことがこれまでも多々ありました。

そもそも何でそうなったのかというと、プライベートとワークを根詰めすぎて5日間ほど寝ない期間が年末にありました。これが一番大きな原因でした。それから起きながらに電車を乗り過ごしたり、昼ごはんを買ったのに食べるのを忘れていて家に帰ってから気づいたりということが何回も起こるようになりました。「これではどうにもならない」という判断を家族にしてもらって入院を決意しました。

入院してからの生活について

双極性障害は薬による治療と精神療法的アプローチが現在あります。薬による治療では医師と相談しながら飲む薬を決めていきました。一つ一つの薬がどんなものなのかを診察の際に聞くようにして、自分で病のことを知ることに専念しました。

精神療法ではラジオ体操をしたり、塗り絵をしたりしてました。僕が入院していたところでは電子機器の制限を受けていたので（今はその制限がない病棟にいる）、何かしていないと不安になってしまうため、どうにかして気を紛らわせていました。

ただそれは気を紛らわすものでしかなく、いつ外に出られるかわからない自分にとっては非常に苦痛を伴うものでした。今となっては気を紛らわすだけでも重要なものであったことを自認しています。病院のスタッフの方患者の皆様ありがとうございます。

なぜ僕が発症したのか？

僕自身の話で。僕は学生時代に学級院長であったり、サークルの代表を務めたり、いわゆる「頼られる人」でした。僕のことを知っている人は「まさか亥川が病気なんて？」と思われたかもしれませんが、気づいたらそういう状態になっていました。

これは自慢をしているわけでも何でもありません。事実上「頼られる」役割をになってきた自分が発症したということは、その危険性が誰にでもあるということを知っていただきたいからです。

地元で有名な小学校→受験して中高一貫の男子校→早稲田に入る→有名なサークルで代表を務める→東証一部のベンチャー企業に就職→転職

というのが大きなこれまでの人生の流れになりますが、僕は親友と呼べる人がいないと思っていました。話した人はもう友達というような謎の感覚が僕にはあって、広く浅い関係をこれまで続けていたと思っていました。

しかし、僕が双極性障害になった時にSNSなどでの発信がおかしくなり始めて連絡をくれた友人が何人もいました。親友と呼べる人がいないと思っていただけで、「周りの環境に恵まれていて信頼できる仲間がいる」というのが事実でした。

ゆとり世代の人にはわかるかもしれませんが、電話って出るの何となく怖いですよね。僕もそうだったので、自分から誰かに電話をするというのはほとんどしたことがありませんでした。

上記の主な人生の流れの中で、挫折というものを前職で初めて味わいました。有言実行でこれまでやってきたし、自信家だったのですが、前職で初めてうつになってしまいました。その時にちゃんと薬を飲まなかったのもあって年末に発症するきっかけになったのかもしれません。

双極性障害については僕自身で原因を突き止めていかなければならないので、今後もnoteで発信していきます。

皆様

退院に向けて頑張ってまいります。会えるのを楽しみにしてます！！