鼻の手術レポート⑤〜ガーゼ抜去〜

さあやの容態が急変。

相も変わらずそこそこしか眠れず。(術後よりかは眠れている。)
起きようと思ってもだるくてだるくて何もしたくない状態。体温は術後からずっと37℃台で下がることはない。
看護師さんに頭が痛くて吐き気がすると伝えたが、朝の薬にロキソニンがあるから頭痛はそれで、吐き気も今すぐ吐くレベルではないなら吐き気どめは渡せないと言われる。
とにかくひどい車酔い状態。
朝ごはんは看護師さんが配膳してくれた。うわ、おいしそう。食べたい…!食べたいのに…!
このまま食べないでいると下げられてしまう。持てる力を振り絞って起き上がってちまちま食べ始めた。↓

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食べてる最中、他の看護師さんがやってきた。

「先生の診察がこれからあるのでそれ終わってから残り食べましょう。たぶん楽になると思うので。」

今日はガーゼ抜去の日だ。

手術完了時に止血するために干瓢ほどの長さの(5cmくらいはあると思われる)ガーゼがそれぞれに2本ずつ詰め込まれているのだ。
そのせいで鼻が膨れ上がり鼻の奥や頭が痛くなる。
ついにこの詰まりから解放されるのか。と思う反面、同じ手術を受けてきた人のレポートにはかなりの激痛を伴うと書いてあった。
看護師さんはみんなあの先生はお上手なのでそんなに痛くないですと言っていた。
先生も痛くないように取る。と言った。
でも当然だけど痛かった!!
なんとも言えない、鼻からぬるぬるぬるぬるぬるとまだ抜け終わらないのかいと突っ込みたくなるくらいゆっくりとしたあの時間。
当たり前だけど抜き取るわけだからいくら柔らかい素材のガーゼで慎重にしても摩擦が起こるわけだから痛い。
若干くっついてしまってるところもあるし。
抜き終わったあとのじんじん、ぴりぴり…。涙がじわぁっと出てきた。
ちなみに、ガーゼ抜去中は口で呼吸しろと口酸っぱく言われた。
ただ経験者のレポートに書かれてる内容で想像してたからそれを思うとそんなに痛くなかった。
そして、ついに「鼻で息を吸ってごらん」と言われ息を吸って感動!
だがそれもつかの間。
「まだ血が出てるから、今度は水溶性のガーゼ、これは溶けるからね。これを入れておくからね。」
すぐに穴は塞がれた。( ˙-˙ )また詰まった状態に戻るんかい!

だけどゴールが見えた気がしてその時一気に元気になったのを覚えている。
ガーゼも奥の奥まで詰め込まれたわけじゃないから頭が重い感じもなくなっていた。

早速自分のベッドに戻って朝ごはんを食べた。
起床時と比べ体調は良くなっていた。

しばらくして恒例の点滴。
体調の良さも安定していた。

そしてお昼ごはんも問題なく全部食べ終わった↓

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お昼ごはんを食べ終わった頃、また急にだるさがぶり返してきた。
とにかく眠るしかないと思って目を瞑ってもなかなか眠れず。
夕方恒例の点滴を受けるも特に変わらず。

再び先生の往診があるということで処置室へふらふらしながら向かった。
通常であれば翌日退院のため、朝詰め込まれた水溶性のガーゼを抜く処置だったらしいが
あまりのだるさに先生に思わずポロッと「めちゃくちゃだるい」と言ってしまった。
あっさりと「じゃあ、退院日延ばす?無理したら危ないし。」
退院時に付き添いがいればなんとか帰れそうなレベルだったが、コロナの影響で全部一人だったためさすがに不安で延期することとなった。
とても人気のある病院のため、残念ながらグレードの高い部屋しか空いておらず、しかも2泊分取られることとなり、食事代含め概算25000円プラスとなってしまった。

命の安全を取るか金を取るかだったらさあやは命なので金を諦めた。
そもそももしものために予算多めに見積もっていたからその程度か。くらいですんだ。

夕食の時間。めちゃくちゃ調子が良くなった。
術後の入院生活の中で一番調子が良かった。
これなら明日退院でも良かったかもしれないくらいというほどに。
ご飯もパクパク食べた↓

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そして就寝前の検温。37.4℃…。やはり熱は下がらず。
ダルさはそこまでないから多少良くなってると信じてアイスノンを敷いて眠りにつこうとするさあやであった。


入院費用はギリギリではなく、概算+5万円持っておくと何かと都合がつく!
※頭金が必要なところは頭金は別で準備しておくこと!



つづく

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