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そんなにみんな中学受験しているのか?〜宮城県の場合

アートの話でもなく、映画の話でもなく、ガジェットでもインターネットの話でもないので突然恐縮ですが・・・

私立高校無償化の話と、スタディクーポン*(金銭的理由などで塾へいけない子供の支援)の話を見ながら、全国的に見ると田舎で大学進学率も未だ50%を切る宮城県出身の私は違和感が拭えずにおりました。

で、その違和感を解消するため「データで読む 教育の論点」という本を読んでいたんですが、その中で面白かった数字に東京都の「公立小学校卒業生の国・私立中学進学率マップ」というのがあったんですね。平成28年、文京区では44%を超え、世田谷、港、渋谷などちょっとセレブ区域では30%オーバーを叩き出しておりました。まあ受験者そのものも含めればクラスの半分くらいが受験するようなものでしょうか。
じゃあわが出身地宮城県では今、中学受験してる子たちがどんだけいるんだ?というのを調べてみました。

ざっくりググってみましたところ、それっぽい数字が県から出ていなかったので、宮城県内の中学校在籍者数(61,189人)と、私立中学(1,475人)、中高一貫校、中等教育校(1,024人)の在籍者数や定員から計算してみました。

宮城県の中学受験進学率は約4.86%でした。

20年前にはそもそもバッサリと宮城県には公立中高一貫校、中等教育校、私立中学の一部は存在しませんでしたので当時の彼の地では中学受験するなんていうのは、大学進学のためではありませんでした。ですのでこの数字はここ10数年の間に立ち上がってきた数字ということになります。
(国立が1校あるのですがほぼ中学からの入学はないその学校と、私立の内部進学であろう数を対象数から抜いてます。定員から逆算したりしてるので、4.86%も正確な数字ではありません)

東京都心部と比べた時の少なさよ。
関西圏やそのほかのどうなんですかね。ざっとみた限り府県の学校基本調査には公立小学校からの中学受験進学率というのが入っていないので数字を見つけるのがサクッとググってみたいな作業ではないんです。残念。

東京都でも西部の市区町村では私立国立中学進学率は似たような数字ですので東京都心部というのは本当に特殊なんだなあと思う次第です。

ふるさと納税しよ…

*スタディクーポンについては、すでに寄付してあります。些少ですが。上記の疑問とは別に、今後は「親ではない人も誰かの子供を育てる」スキームが大事だと考えているからです。

参考URL:
http://www.miyagi-chukouren.com/contents/students-number.php
http://www.city.sendai.jp/shogakuchose/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/shiritsu/ichiran.html
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/649072.pdf
https://fu-cyuu.miyakyo-u.ac.jp/files/h30boshuu.pdf
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/378407.pdf

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