ばーちゃんの田舎煮を振り返る
【ばーちゃんの田舎煮】
私は昔からばーちゃんの作る煮物が大好きでした。
ばーちゃんは今80歳を超えて、
年相応な身体の動きにはなってきたけど、今でも作ってくれます。
最近食育の勉強を少しずつ始める中で、なんでばーちゃんの料理が好きなのか考えてみました。
①ばーちゃん子で昔から繰り返し食べていた。
②行くと必ず作ってくれて、とても愛情を感じていた
③素朴な味でとても好きだった
大きく分けるとこんな理由な気がする。
もちろんほかにも要因はあるのだろうけど。
1、①②の要因を分析してみた。
手作りだけが愛情を表す手段ではない。
でも愛情を表す手段として、
【手作り料理】を使うのであれば
それはとても良い事だと思います。
なぜなら、食べて終わり。ではなく
心の中に思い出として残るからです。
●手作り×愛情×思い出=食育・心も育てる●
もしこんな方程式が成り立つのであれば、
忙しい毎日でも、家族には手作りしてあげたいな~
(もちろんできない日もあるから、サボってもOKと決めておく。)
あと、ばーちゃんが作ってくれたということで、お残しをしたら悪いなぁとなんとなく肌で感じ、食べ物や作った人に感謝をする心はそこで生まれた気がします。
昔から【母の味】とか言うけど
現代の子供が大きくなった時に
【出来合いの味】と【母の味】の区別出来る子供が
どれだけいるでしょうか?
ちょっと今後が怖い。
本だしのCMで,
【あっこれお母さんの味だ】と言っているフレーズに
寒気がするのは私だけかなー?
あれが母の味と言われたら、母は泣く!
2、③素朴な味でとても好きだった を考えてみた。
素朴な味ってどんな味でしょうか?
ここでばーちゃん家の台所を思い出してみます。
良くも悪くも、便利な調味料が無いのです。
砂糖・塩・醤油・油・酒・みりん・ソース
基本の調味料+ソース(笑)
そんなもんだったきがします。
便利な顆粒だしや、中華だし、鶏ガラ・・・
そういった調味料を、
ばーちゃんは
●知らないから買わない、から使わない(使えないが正しい言い方かも)
●手作りすることで、タンパク質加水分解物が入っていない為、味も濃くない。
タンパク質加水分解物については下記参照
ここで素朴な味が生まれるのではないでしょうか?
だからばーちゃんの作る味は全体的に優しいのか・・・と
もちろんバリエーションの面ではデメリットもあるとは思いますが。
最近心の中で腑に落ちました。
3、まとめ【手作りが伝えるもの】
●正しい味覚を伝える(便利な調味料や添加物による化学的おいしさからの脱却)
●手作り×愛情×思い出=食育・心も育てる
●手作りは愛情を育てる一つのツール
●ご飯は簡単には手に入らない。(食べ物のありがたみを伝える)
他にも多々あると思いますが…
週に数回は買ってもいいと思います。
私も全然買うし…
でも上記を頭の片隅に入れておいてほしいです。
自分の味覚破壊・子供たちの味覚破壊を防ぎたい。。。
本日は以上です。
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