（読書記録）バースデイ・ガール by 村上春樹

かなりの短編でビックリした。薄いので早く読み終わるだろうなと思ったけど、教科書に採用されたこともあるというだけあって、本当に30分以内で読み終わった。

でも電車の中で、降りなければいけない切迫感を感じながら読んだので、結局また読み直すことになった。

誕生日をバイト先のレストランで過ごす事になった二十歳の女の子が、オーナーに食事を届けることになり、そのオーナーと不思議なやり取りを交わすのが本筋だ。

最後に彼女が何を願い、それが叶ったのか、最後まで明かされないのが想像力を掻き立てられる。でも私は今にでも答えが知りたくてしょうがない。

普通の女の子が願いそうにない事らしい事だけは分かるが、それ以外はほとんどヒントがなさそうだ。

何かを見落としてる気もするが、なんでも携帯で調べられるこのご時世、答えが明かされないのも粋で良いと思う。