【番外その２５　予定外の乾杯】

前日、ラグビースクール教え子達の試合を観て感慨深さに包まれた。
その翌日もラグビースクール教え子の試合を観に行った。
大学春季大会という公式戦「早稲田大学VS法政大学」。
教え子が早稲田大学の先発メンバーとして初登場。
いくら高校時代に実績があり、鳴り物入りで入部しても大学１年生の春シーズンからAチームと言われる１軍チームに選ばれるのは難しい。
教え子の一人は着実に試合で実力を発揮し、Aチーム先発入りを実現。
試合を観にグランドに着くと、観客席とグランド周りは物凄い数の人で溢れかえっていた。
秩父宮ラグビー場や国立競技場などに比べ、大学のラグビー部グランドで行われる試合はより近くで観ることができ、迫力も臨場感も桁違いだ。
客席は満席だったので、ゴールポスト裏で観る事にした。
早稲田が丁度、僕が座った側の陣地で教え子の背中を確認。
彼が小学校４年～小学校６年の３年間担当した。その彼が母校ラグビー部のジャージを纏い、１軍先発メンバーとしてグランドに立っている。
その姿を観れただけでも感慨深さに包まれた。
試合でも一年生とは思えない良い意味で太々しく、堂々たるプレー振りで存在感を発揮。
前半にはトライ。後半には相手のトライを防ぐ見事なタックルを披露。
来週、春の大一番である王者帝京大学戦出場に繋がる大きな一歩となった。
帰宅し、夕食後、どうしてもビールを飲みたい気分になり、コンビニへ向かった。連日の教え子達の頑張りに乾杯し、一日を締めくくれた。