#310 ラグビーサークル

ラグビー部新人練習に行かなかった日から2~3日はラグビーの事を考えることが出来ずにただ学校に通う日々だった。
折角、2年も浪人してまで大学に入ったのでラグビーはやりたかった。
僕はラグビー部以外でラグビーをやる機会はないのか考えた。ラグビーサークルというものがあり、そこに入会すれば取り敢えずラグビーをやれることは分かった。早稲田大学には20以上のラグビーサークルがあるようだった。僕が通う人間科学部にもラグビーサークルが1つあることを知った。
学食の一角にラグビーサークルのメンバーが溜まっている場所があり、そこに行くと話を聞けると掲示板に貼ってあったラグビーサークルのポスターに書いてあった。とは言え、いまいち乗り気になれずに僕はそこにいくことはしなかった。
ただ、実際にラグビーサークルがどのような練習をしているか観てみたくはなったので、練習場所を調べて遠巻きに観に行った。
その時は5人くらいで集まってラグビーボールを使い何かをしている様だったが、正直きちんとしたラグビーの練習をしているようには見えなかった。
もちろん参加人数が少なかったせいもあるだろうけど、僕は30分程見ると帰宅した。
ある日、第2学国語で専攻したドイツ語の授業初日、自己紹介が行われた。
その中に本部にあるラグビーサークルに入っている旨を話していた者がいた。僕は授業が終わるとすぐにその彼に話し掛けた。ラグビーサークル加入を検討している旨を話すと、その彼はそれなら自分が加入したラグビーサークルの新人歓迎会があるから一緒に行こうと誘ってくれた。
僕はこれも何かの縁なので行ってみることにした。
彼は本部キャンパスに通う同郷の友人と一緒に本部にあるラグビーサークルに入ったらしい。しかも二人ともラグビーをすること自体が初めてだった。
関西弁をしゃべるその彼と翌日に新宿で開催される新人歓迎会に参加することになった。ラグビーができないと少し項垂れていた気持ちに光明が宿った。
続く…


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