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疑・卵巣がん日記⑤

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入院前の検査

2014年2月14日。
MRI検査のため病院へ。

着替えをすませ、腸の動きをおとなしくさせるための筋肉注射を打つ。

機械の音を遮るためにヘッドフォンで大音量のクラシックを聴かされるという情報を耳にしていたが、小さすぎる音量に不安を覚える。
検査が始まったら上げてもらえるんだろう。
しかし変わらぬ音量、全く遮られない不快な爆音。

なんとか耐え、一旦機械から出されて造影剤注入。
「あと3~4分だと思うから、頑張ってね。」

再び機械の中へ戻され、またもや不快な爆音との闘い。

数秒後、息が苦しい。
どんどん血の気が引いていく感覚。
我慢してみるもすぐに限界が。

たまらず不調を訴え、機械から出してもらう。
どうやら血圧が爆下がりしたらしい。
原因は造影剤のアレルギーか精神的なものか。
はっきりとは言われなかった。

しばらく休んで体調回復後に帰宅。

内診より怖かった。


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