理由の半分は逃げ
私にとって大きなターニングポイントだった大学3年生
某国公立大学法学部に奇跡的に入学出来たは良いものの、勉強難しすぎ+サボりすぎで4年で卒業単位ギリギリ…ってレベルでした。(ほかの子は就活のために4年生は2単位くらいしか取らなくて良いようにしてる様な環境ですw)
そんな中、みんなが就活意識モードに入り出し… 色々聞いてると法学部ってのもありまして希望業界は
公務員5割 銀行3割 その他企業2割
(sayamo調べ)
the 安定 を求めた進路!
一方わたしは、当時お洋服屋さんでアルバイトしていた事もありアパレル志望だった。
そんでもって成績最悪だから就職するにはみんなより早く行動しなきゃと思い3年生の夏に会社向けの制服を製造販売する企業にインターンへ行った。製造業、広報部、人事部、なんやかんや… どんな部署があったかはあまり覚えてないけど、とりあえず「ものづくりできる部署がいいなぁ」とだけ強く感じたことは今でも鮮明に覚えている。
アパレルで言うと「ものづくり」が出来るのはデザイナーや企画部だろう。 「めっちゃ楽しそう!」わたしはそこを目指して就職活動しようとほぼ決めていた。
そして意欲的な大学生を装って就職指導室に行って、希望してる業界/職種のことを話した。
「法学部からアパレルは基本的に法務部とかだね。」
うんうん、なるほど。法律取り扱うもんね。でもわたしは企画部とかあわよくばデザインに携わりたいです!
「そうなると正社員でも店舗勤務からスタートだろうね。」
…え? それって私が今してるバイトと変わらなくない?(実際は業務量とか全然違うw) しかもそこから企画部やデザインに携われる人になれるのは実力社会の狭き門をくぐり抜けた者だけだ。
もしめちゃくちゃ大好きで仕方ないブランド(会社)があれば私はその狭き門に挑戦したかもしれない。
が、そんなブランドは思いつかなかった。
それどころか私はこの頃すでにハンドメイドで生活している作家さんの存在を知っていてとても憧れていた。
「自分の好きなもの作る仕事できるなんて最高だな」 そう憧れながらも、これで生活できるのは売れて成功した人だけだと自分に言い聞かせていた。
前回のnoteにも書いたが、私は仕事に対して「お給料が高いか」とか「安定してるか」とかは全然重要視してなかった。けれど大学入ったんだから就活して正社員になるのが普通。とりあえずなにか見つけなきゃ……
そう思いながらアパレル企業のインターンをたくさん探した。けれど、どれも東京。どれも自費。どれも別にしたくない仕事。(今思えば当たり前w)
仕事なんだからしたくない事もしなきゃいけない。そうなんだろうけど、したくない仕事するために就活するのが本当に本当に嫌だった。嫌すぎて、でも大学まで行かせてくれた親への恩もあって、「大学卒業=正社員として働く」という公式に呪われていて
頭の中がぐちゃぐちゃになって、母親に泣きながら電話した。
「わたしが良い会社に入ったほうがお母さんは嬉しい?」
そんな質問に母は「べつにあんたがどこで働こうが大学やめようが自由にしたらいい。大学卒業して立派な会社に入ったからって幸せになるとは限らんのよ。」と冷静に答えてくれた。
わたしはその言葉を聞いて呪いから救われた。
べつに行きたくもない会社に就職しなくていいんだ…
それに加えて唯一働きたいと思ったアパレル業界の企画部は正社員だから入れるとは限らない。むしろアルバイトから始めて登りつめた人もいる場所だ。
そして、ずっと憧れていたハンドメイド作家という存在
成功するかは分からないけど、成功してる人は少なくとも行動している。行動しなきゃ成功の可能性は0だ。
最悪、失敗したらアパレルで正社員目指して頑張ればいい。
それに大学の勉強辛いし…
もう大学卒業の肩書きはわたしの未来には必要ない。
頭ではそんな解答が出ていたが、やっぱり大学を辞めるという決断をするのはすごく怖かった。心を許せる友達にたくさん話を聞いてもらった。休学や留年も考えた。けれど、ここで辞めなきゃまた就職活動の呪いにかかりそうだった。
4年生になる直前に私は大学を辞めた。
これが今の道に進む始まりの一歩でした。
こんなに長い理由はなかなか語れないので普段は「ハンドメイド作家になるために大学辞めた」って答えてるけど、読んでわかるように理由の半分は大学での勉強や迫り来る就活からの逃げです。
だから「そんな決断できるのすごいね!」と言われても、ずっとそんなことないって否定しかできなかった。
なんなら辞めた時は「ハンドメイド作家になりたい!」と思っていたけれど、何も自分で作ったものを販売したことも無かったし秀でて作れる物もなかった。
今思えばよくこんな状況で辞めれたな…って思うわ( ^ω^)
でも逆にこんだけ後戻りできない状況を自分で作ったからこそハンドメイド作家として成功できるように頑張れたのかもしれないね。
これでわたしが別に才能も何もない「普通の女の子」だってお分かり頂けたと思いますw
ここからどうやって、夢だったハンドメイドアクセサリー作家という仕事を掴んだのか。
どうやって好きなことを仕事にしていったのか。
わたしのちっぽけな経験ですがお伝えしていけたらと思ってます〇゚
好きなことを仕事にしたいけど悩んでいるあなたの背中をそっと後押しできますように…
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最後まで読んでくださりありがとうございます!