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感情のキロク

このnoteでは、私の中に渦巻いていた
リアルタイムな感情を記録したいと思います。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今週末 1/22 . 23 と本来ならば
私は東京に旅立っていた。

「ハンドメイド作家」として仕事をするために


しかし、例の感染症が猛威を振るい
自分で決断しそれを断念した。


私は現在、2つの仕事をしている

1つは 個人事業主として「ハンドメイド作家」
もう1つは、事務職みたいなもの

後者の仕事は いわゆる「ライスワーク」であり
生活していくためにしている仕事

オブラートに包まず言えば、
「出来れば辞めたいな」と常に思いながら
している様な仕事である。

( そうは言っても、その仕事に対して
やりがいも少しはあるし感謝している
…と補足しておこう )


そして具体的に言うのは控えるけれど、
例の感染症と関わりのある様な仕事であり
流行すればする程 慌ただしくなる状況だ。

私個人としては その組織で
大した役目を担ってはいないけれど、

休む時間も無く、残業時間も増え続け
仕事をしている人が居るような環境だ

「感染者数が減少すること」を
祈りながら日々仕事している

一方で、ハンドメイド作家としては
今に始まったことでは無いけれど

この情勢は 、 非常に厳しい。

もちろん感染症になる事も怖い
感染者が増加する事も怖い

でも、それと同じくらい
「仕事がなくなる事が怖い」

感染が拡大すれば、
いとも簡単に仕事をする場所が
なくなっていってしまう。

ショッピングモール
イベント会場
人の流れ

売れるために必要なものが
「不要不急」「自粛」という言葉で
消えていってしまう。

だからこそ、
「経済活動が止まらないこと」を
祈りながら日々仕事をしている

そう、私が現在している2つの仕事は
相容れない祈りを持っているのだ


「感染者が減ること」を正義としている環境

「経済が止まらないこと」を正義としている環境


どちらにも身を置いているからこそ思う
「どちらの環境も正しい」のだと
「どちらも大切なこと」だと


そんな中での私の決断が、
今回のハンドメイドイベント不参加だった。


「イベントに出展することは私の仕事であり、
行政の措置にも反していない行為なのだから
イベントが開催される限りは参加しよう。」

「今までにない勢いで感染者が増え続けており
このままでは減少しないのではないか…
そしてその中で負担を強いられる人がいる。」

水と油の様に、相容れない想いが
ずっとずっと自分の心の中で渦巻いていて

だからこそ私は「決断」を前日まで出来なかった。

そして、最終的に私は
「イベント不参加」という決断をした。


しかし、ここで重要なのはイベント参加/不参加
「どちらを選択し決断するか」ではないのだ。

「感染者が減ること」を正義として不参加
「経済が止まらないこと」を正義として参加

どちらも正しい選択をしているから


重要なのは、「選択の先で何をするか」だと思う

不参加を選択したその先で、
2日間の空いた時間をどう過ごすのか?
返金されない参加料をどう回収するのか?
楽しみにしててくれた方へ何をするのか?


私が考えた先には、
「皆さまに日頃の感謝をお返ししたい」

という想いが強くあったので
2日間限定のセット商品をネットで販売した


そして大変有難いことに、
それをお買い求め下さる方々のおかげで
赤字だった参加料は回収することが出来た。

「届くのを楽しみにしてます」と
嬉しい声も頂く事が出来た。

きっと以前までの私なら、
「本当に不参加という選択をして良かったのか」
と悩みながら2日間を布団の中で過ごしていただろう。


もちろん瞬間的に訪れる「選択」に対して
どちらを選ぶかも大切だけど、

進行形で進み続ける人生において
過去にした「選択」を悩む時間は不毛だ。

その時間で「その選択の先で何をするか」について
考える方が何百倍も自分の未来が明るくなるはずだ。

自分の心の中での葛藤から私はそう学んだ。


sayamo

最後まで読んでくださりありがとうございます!