見出し画像

「自己肯定感」と「好き」の関係

「自己肯定感」という言葉を最近よく耳にするようになりました。そんな中、私が大好きなカリスマ保育士「てぃ先生」のYouTubeで、大変興味深い情報を耳にしました…子育て中ではない人にもぜひ見てもらいたい動画です!

↓○○するだけで変わり始める!子どもの【自己肯定感】の育て方↓

要約すると、子供の自己肯定感を高める一番の方法は、その子に「好き」と日常的に言葉で伝えることなのだそうです!!

自己肯定感っていう言葉を聞くようになってから、私も自分の自己肯定感について考えたり、子供にももちろん自己肯定感をたっぷりと持って大きくなってほしいと思っています。では、自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのか?となると、「成功体験を積ませる」「子供のいうことを否定せず認める」「視野を広げるための環境を与える」などなど、色々コツが載っている本や記事を見てきました。

そんな中、てぃ先生の動画は私にとって目からウロコ。シンプルで力強くて妙に納得した!「あなたはあなたのままで価値があるんだよ、だから自信を持って!」などと何千何万回言われるより、たった一言「大好きな○○ちゃん」と声をかけられることの方が自分の価値を感じられるってこと。それは子供だけじゃなく、大人の私たちもそうかもしれない。


家族やパートナーに、「好き」って言えてる?

「好き」の力は偉大だ。たった2文字、これを身近な大切な人に、日常的に正直に伝えるだけで、私たちの自己肯定感と幸福度は格段に上がる。お金も時間も労力もかからない超簡単な方法。

のはずなんだけど、きっとこれができない人が多いんだよね…特に日本人は…。

それどころか、「口先だけじゃだめ」「言葉よりも行動で伝えるべき」「何度も言うと言葉の重みが薄れる」「黙って背中で伝えるのがいい男(女)」などという価値観も本気で蔓延していて、愛を言葉で伝えないことが美徳とされたり、伝えないことに尤もらしい理由を並べることができたりする。


“I love you”を言える国は自己肯定感が高い?

先進国の中で日本人はダントツに自己肯定感が低い、みたいな調査結果がある。

出典:内閣府Webサイト

これはアメリカやヨーロッパ諸国(英語圏の人々)が、家族に日常的に “I love you” を伝える習慣があることと、大いに関係していると思う。

私がサンフランシスコに留学していた時、多くの人が母親にかけた電話を切る時などに “Ok, bye. I love you too” みたいに「挨拶代わり」のようにサラリと伝えあっていたのがカルチャーショックだったのです。家族への「好き」は特別な日にあらためて伝えるものじゃなく、大人になっても日常の中で当たり前に伝え合うものなんです。「好き」が自己肯定感を育む説が本当であれば、大人になるまで毎日家族に “I love you” と言われて来た人種と、一生の中で幼少期の数回くらいしか言われた経験のない(もしくは一度も言われたことのない)人種では、自己肯定感の調査に差が出て当然なのかも。

ちなみにこの調査では、お隣の韓国が欧米並みに自己肯定感が高いという結果になっている。韓国って、確か家族や友人にも「サランへ(愛してるよー)」って日常的に言うよね。同じアジア人でも、言葉の習慣の違いで人格形成が大きく違うのかもね。韓国の人が自信を持って堂々として見えるのは、そのせいかな。


「言霊」をあなどってはいけない

もちろん、言葉で言わなくたって笑顔やハグでも伝わるものはある。それでも、「言霊」という言葉もあるくらい、言葉って大切なんだよねぇ。

てぃ先生の動画は、「日常会話の前に『大好きな〇〇ちゃん』とつけるだけ」と提案しているけど、これすごく良いな〜と思いました。「好きだよ」という言葉が照れ臭い日本人にとって、「大好きな〇〇ちゃーん、おはよう!」と言う方が、簡単にできそうだもんね。しかも、呼び名の“前に”つけるから、「何々をしてくれたから→偉いね〜→大好きよ〜」という条件付きの愛情になるのを防ぎ、無条件の好きが伝えられる。素敵な提案だと思ったよ。

そんなわたしも、2歳の娘に毎日「だいすきー」って伝えています。娘が初めて「しゅきー」って言葉を真似して言ってくれた時は嬉しかったなぁ。最近は愛の言葉を覚えすぎて、「あいしあってる」「あいしてるよ」「けっこんする」などという言葉も言えるようになり、あまのじゃくな時は「やぁっ♡すきくないっ♡」と恥ずかしそうに顔を伏せて、3秒後くらいに「……すきぃ♡」って満面の笑みで言ってくる高度なツンデレ技まで覚えました(笑)。

幼少期にかける言葉は、大人になったらほとんど「忘れて」しまうものでも、脳の潜在意識に組み込まれた「記憶」として、大人になってからの行動に影響し続けます。だから私はむしろ、今の娘ではなく未来の娘に向かって言葉をかけて(接して)います。

大人になっても自分を好きで生きられますように。困難があってもそれを乗り越える強さ(もしくは逃げる行動力でもOK)が育ちますように。幸せを感じていられますように。

この記事が参加している募集

私は私のここがすき