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ウォーキング

 ウォーキングを始めてなんやかんや2ヶ月ほど経ちます。

 今年に入ってコロナ太り半端じゃないなあ、ふくらはぎのむくみも取れないなあ、と思っていたんですが、そのあたりを二の次にしてたんですよね。仕事がいちばん大事だし、疲れを取るのが優先って。

 そしたらですよ。2018年には余裕があって、なんならゆるゆるすぎるからゴム取り替えなあかんなと思っていたスカートが履けなかったんです。

 その事実を目の当たりにして、涙が出てきまして。いい歳こいて恥ずかしいんですけど、とても悲しい気持ちになってしまったんです。ちょうど仕事がヒマになってきてたので、運動せなあかんなと思ったんですよね。

 じゃあ歩くのが好きだし、ウォーキングをしようと。でもわたしはカジュアルな恰好が本当に似合わないので、運動できるような服も靴も持っていませんでした。

 本格的なコスチュームはちょっとなあと思うし、そこまでコストも掛けられないので、まずお手頃なスリッポンスニーカーを揃えて、GUでワイドパンツを2本とマウンテンパーカーを1着購入。あと斜め掛けの軽いバッグが必要だなとAmazonで注文して、全部で10000円くらいでした。

 11月末から12月頭は特に頑張ってて、ストレッチも並行させてました。そしたら筋肉の使い方がわかってきたのか、効果的なウォーキングができるようになりました。

 重心を内側にして内腿を使うのがポイントです。そこまでひどくはないんだけど、よく履いてたコンバースのオールスターもブーツもパンプスも、外側のほうがやんわり削れてました。姿勢が悪くて重心が外側になってたんですよね。このストレッチをしていたら重心が外側から内側になりました。

 12月の中旬からホルモンバランスの乱れの影響と、角膜びらんで2週間近くウォーキングができなかったんですが。それでも今日服を着てみたら、着るのにちょっと時間がかかる服をスムーズに着ることができました。

 うれしいじゃないですか。浮かれるじゃないですか。でもすぐ気づくんですよ。

 元に戻っただけだということに。

 そして絶望するわけですよね。ああ、こんなに努力しても、ハイパーデブから元のデブに戻っただけなのか。と。全然痩せてくんない! 30代半ばきちぃ~!!

 とか言いつつね。ウォーキングは別に苦痛じゃないから、まあ気長に頑張ろうかなと思います。努力が必ず報われるとは限らないと言いますが、ウォーキングとかジョギングとか筋トレとかストレッチとか、努力が報われる世界なんですよ。やったらやったぶんだけ効果が出るんです。だからみんなハマるんだろうなと思います。

 iPhone SEに機種変更したので、念願のGPSを使ったウォーキングアプリも入れました。最初は正確だと評判のいいN■KEのアプリを入れてみたんだけど、身長体重をフィートとポンドで入れなきゃいけないわ、とうとう登録終わったなと思ってメイン画面に来たら音楽とか流れるし、中央に浮かび上がってきた「Let's Run!」の文字がドックンバックンしててイケイケムード全開だったので、アプリをスワイプで閉じてそのままそっと削除しました。

 そうでした。わたし、ツルツルでパツパツの服着てスニーカーの爪先をみんなで突き合わせて足でお花みたいな写真を撮れるタイプじゃなかったです。乾杯のシーンで突き合わせたグラスの写真を撮るようなタイプでもなかったです。ピースして星を作るタイプでもなかったです。

 ひとりで粛々とやるのが性に合ってるんでした。いつもそうやって生きてきた。

 いろいろ見た結果、Walkmeterというアプリを使うことにしました。GPSを使ってほぼ正確な移動距離と所要時間を出してくれるし、マップも記録してくれます。メモ魔のおいらに持ってこい。ユーザー名とパスワードが要らないのもありがたい。広告なしは年1100円らしいので、有料版にしようかなと思ってます。

 ウォーキング中は街の音を聞いて、街の風景をよく見ています。デスクワーカーからすると、画面から離れられる時間はありがたいですね。身体を使って空気を味わうので、感性が養われていくような感覚もあります。

 まあ1時間くらいのものなので、無駄な時間をかき集めればウォーキングの時間も取れるなと。手帳に何キロ歩いたのかメモしてるんですが、それが埋まれば埋まるほど気持ちがいいです。スタンプラリーみたいなもんですかね。

 まだまだ脱デブへの道は遠い。白米大好き人間からすると糖尿病にはなりたくないし。せめて5年前に戻れるよう頑張りたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。