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~ママサロンHINATA~ 人の思いに寄り添う憩いの場を作る飯田 奏さん

プロフィール
出身地:千葉県 
活動地域:東京都
経歴: 保育士。重労働、低賃金の保育の勤務によって一度体調を崩して働き方を見直し、アパレル業界へ転職する。『やっぱり子どもが好き』ということを再認識し、現在はプレスクールに勤務。また子育て中のママ、ママになる人へのライフスタイル・キャリア相談やイベントを行い、人生を楽しむエッセンスも日々発信している。

 
記者:今日は、よろしくお願いします。
 
飯田さん(以下飯田、敬称略):よろしくお願いします。
 

一人の女性、一人のママとして生き生き出来る場所を作りたい

 
記者:どのような夢やビジョンをお持ちですか?
 
飯田:子育て支援を個人でサロンを構えてやりたいと思っています。機能としては、親御さんの悩み相談です。一人ひとりに寄り添っていきたいと思っています。ママであり一人の私、一人の女性として人生を両立して歩んでいける場所を生み出すというコンセプトを打ち出したイベントや、ママ一人ひとりに寄り添っていくサロンなどを自分で作ってやってみたい!というのが夢ですね。

沢山の人の思いに寄り添うサロン ~ママサロンひなた~

記者:その夢を実現するためにどんな目標計画を立てていますか?
 
飯田:サロンの中でやりたいことは2つあって、1つは直接お話ししたり、オンラインを利用して育児やママ自身の相談に乗る個別でのカウンセリング。2つめは、ママになっても女性として内面・外面共に輝いていくための知識や技術を持ったプロフェッショナルの方々とコラボして行う“美ママ”イベントです。実際に現場に来られない人にも気軽に相談できるオンラインサロンも作りたいと思っています。2020年4月より、まずはプレオープン期間を設けてたくさんの方に利用していただき『ママサロン HINATA』という名前で2020年秋をメドにフルOPENの告知が出来るように計画を立てています。私自身が現在、フルタイムで保育士として働いているので、平日の日中などママたちが空いている時間帯にサポートできるよう、パート勤務の働き方に変えていこうかなと検討しています。

コラボレーションで見つけた可能性の発見

記者:目標に向かって一歩ずつ進んでいるのですね。現在は、どのような活動指針を持って活動をしていらっしゃいますか?
 
飯田:今はフルタイムで保育士をしているので、土日の休日を活用して【保育士×○○】という、プロフェッショナルの方達とコラボレーションをしてイベントを行っています。最近では【保育士×キャリアコーチ】という形でキャリアコーチをやっているママと、今後の私のライフスタイルどうする?ということを考えたり、【保育士×ファイナンシャルプランナー】で女性FPと、子育ての費用ってどのくらいかかるの?どのくらい貯金を貯めたらいいの?という、将来のお金の話をするイベントを開催しました。
また、私自身一人で何でもやろうとしてしまうタイプなので、「あぁ、自分の思考には限界があるな」と感じた時に、あなたの力を貸して欲しい!保育で培った経験をぜひ提供してほしい!など、保育が自分の業界以外でも必要とされていることを感じたことがあって、面白い!と思ったんです。掛け合わせることによって、普段の保育では考えられないことや、これって意外と保育園にあったら良さそう!みたいなアイデアが出てくるので、視野が広がって出来ることも増えてくるのかなと思っていますね。

本当にママが必要としているもの

 
記者:その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?また、そこにはどのような出会いや発見があったのですか?
 
飯田:お母さんの悩み相談やイベントを行なってくれる子育て支援センターは、実は役所に併設されていることが多くて。国として子育て支援はやってはいるのですが、現状はその存在が意外に知られてないんです。まだ子育てされていない方が知らないというのは分かるのですが、意外にも、子育て真っ只中の親御さんに「子育て支援センターを利用したことはありますか?」と聞くと、「何ですか、それ?」と言われます。役所にある子育て支援センターは基本は無料で利用することができ、音楽を使いながら体を動かすリトミックや、お母さんが赤ちゃんとのスキンシップをとって関係を築くベビーマッサージなど、色々やっているのですが、「知らない。使ったことがない」という方が多いことにまず衝撃を受けました。現代は子どもに関する政策が多く叫ばれている中で、このような施設が知られていないは何故だろうと感じています。保育の現場にいても、子育てに関する制度の変化による影響はあまり感じることができていません。
むしろ、それを感じたきっかけが友人たちの結婚、出産ラッシュでした。私の中で、結婚は幸せなものだったり、出産は女性としての人生がワンステージ上がるプレゼントみたいなイメージでいたのですが、結婚して出産を経験した友だちから、悩み相談を持ちかけられることが多かったのです。中には、子育てによる色んな問題が重なって、大好きだった旦那さんとの仲が悪くなり離婚した子もいました。また、1番心に残っているのは、大親友から、「こんなことになるんだったら産まなきゃよかった」と涙を流して言われたことにすごくショックを受けました。その子は色んな人から責められて、自分を嫌になって落ちこんでしまって…。その状態を見た時に、このままじゃ追い込まれて自分を傷つけてしまうかもしれないと本気で思いました。その時、私は保育士として働く中で、実際に変えなきゃいけないのってこういう人たちじゃない?ということに気がついたんです。
 

友だちの勇気、そして憧れの存在

 
記者:その出会いの背景にはどのようなものがあったのでしょうか?
 
飯田:一番のきっかけは、やはり自分の周りが結婚出産ラッシュになった時に、幸せを感じられていない状況だったことです。学生時代は友だちが少なかったので、一人ひとりのことが大好きで。その子たちが幸せじゃないっていうのが自分の中ではすごく辛くて。
学生時代、私は輪に入らないタイプで、いじめられていた事もありました。そんな時、「一緒に遊ぼうよ」とか、「私はここで待ってるから」と声をかけてくれた子がいて。本当だったら、いじめる側につくのが安全なのに、どうして私のことを気にかけてくれるんだろうと心が救われ、自分の居場所を感じることができました。今思えば、あの子達の勇気ってとてもすごくて、その子たちの大切な時間を私のために使ってくれている。その想いに、私も少しずつ心を開くことができました。あのまま誘ってくれず、私も自分から行動していなかったら、今この場にいることもなかったと思います。友だちの支えがあって、私は学校生活が送れたので、今度は私が出来ることで友だちに幸せになってもらいたいです!
 
記者:一番苦しかった時を支えてくれた人は大切な存在ですね。
 
飯田:そうですね。あと、もう一つのきっかけは、お母さんです。お母さんは今の私にとって、同じ女性として憧れの存在なのですが、“お母さん”としては、もっとかまってもらいたかったなぁという部分もあって。でも自分のやりたいことや思いに対しては、自分の人生は私にしか決められない!という姿勢が強くて。やりたいことはやってみる。女性にしては珍しく二の足を踏まないんです。「行ってくる!」と言ったらピューンと色んなとこに行って、家にいないことが多かったですね。そんなお母さんは、自分の好きな事が仕事になっていたので、それがありがとうという対価で、収入や人脈になったり、人のためになる場面を見た時に私は、子どもながらにワクワクした気持ちは大人になっても持てるんだ~。というのをすごく感じていましたね。
面白いことに、お母さんは年々人脈と年収が増えていて。お母さんが私を育てながらも女性として自立していたから、私や兄弟が実家を離れていっても何も変わらなかったし、お父さんとも二人で仲良く第二の人生を送っていて羨ましいです。そんな両親を見たら、私もそんな人生がいい!という感じでしたね。今でもお母さんの自由さに毎回驚かされています。本当に面白いですよ。
 
記者:では、最後に一言をお願いします。
 
飯田:24時間という人間平等な時間で人生を歩むなら、もっと生き生きして物事を見た方が絶対楽しくなるはずです。出会いとか時間は本当に一瞬で、人生と言うスパンで見ればとても短い期間なので、より楽しくなるような考え方ができたら良いなぁと思います。
私は、一人一人との出会いを大切にすることで、今ここに生きてるという感覚が生まれて存在価値を見出せるのではないかと思うので、個々にしっかり向き合っていきたいと思っています。そこからそれぞれの価値観を大事にできた人たちが繋がって集団になっていった時、認め合い、支え合える居心地の良い場を作っていくのが理想だなと思っていますね。『ママサロン HINATA』をそんな想いで形にしていきたいです。
 
記者:素敵なサロンになりそうですね!今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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【編集後記】
 
インタビュー、記事編集を担当させていただいた、牛田と佐山です。
柔らかい笑顔でお話下さっていた飯田さん。子育て中に辛い思いをしているママたちを笑顔にしてあげることが、子どもたちの笑顔につながっていく、だからこそお母さんの気持ちに寄り添いたいという熱い思いを感じました。
 
この記事は、記事掲載サイト「リライズ・ニュースマガジン」にも掲載されています。
 
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36
 
 
 
 
 
 

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