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【1989年100日旅】93日目。ロンドン

1989年7月7日は旅の93日目。テート・ギャラリー(現・テート・ブリテン)へ。この旅では多くの美術館に行ったが、残念ながら観た絵画の記録は取らなかった。ただ、テートのターナーの絵は見た記憶がある。朝もやのなか夢うつつで見た景色のような、憧れつつその土地を思い出したような美しさ。

その後ハイドパークのスピーカーズ・コーナーへ。誰でも、どんな内容でも演説ができる場所。複数の男性が台の上で演説をしていた。聴衆から野次が飛ぶことも。演説内容はわからなかったけれど、隣り合った二人が議論を始め、聴衆が加わるなど、自由な言論空間の雰囲気を味わった。

ロンドンは大好きな『メアリー・ポピンズ』や、ネズビッド等の児童文学に出てくる土地で、訪れた場所の多くも作品に出てくる。そのためか記憶もどこか魔法めいている。公園は光に溢れ、人々はユーモラスに見え、建物からは親しい登場人物が飛び出してくるような気配を感じた。単なる街角が、ステキだと思った。

こんな感じの93日目。旅は残り7日。

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