【1989年100日旅】90日目。ロンドン

1989年7月4日は旅の90日目。科学博物館へ。大英博物館同様、入館料は無料。蒸気機関、宇宙開発、様々な産業技術などについての展示がある。動く仕掛けやジオラマ、自分で動かせる展示などをふんだんに活用していて、説明が読めない子供でも意味がわかる。何時間でも楽しめる場所だった。

特に博物館に入ってすぐにある蒸気機関の説明には圧倒された。大きな動く模型がたくさんあり、イギリスが今の世界を作ったのだなと思った。日本と同じ島国の小国が産業革命革命を起こした。自然とイギリスに対する尊敬の念が湧き上がる。ロンドン滞在中、ここには何度か通った。

自分で動かす展示は子供に大人気。ここでは文化差を感じた。「日本の子は、自分が使いたいものを誰かが使っている時は、黙って並んで順番を待っている。でもイギリス人は『かしてくれる？』と聞いてくる。こういうところ、日本人はイギリス人を見習わなくちゃ」と日記に書いてあった。

こんな感じの90日目。旅は残り10日。