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【1989年100日旅】87日目。ロンドン

1989年7月1日は旅の87日目。ビッグ・ベンを見に行く。ビッグ・ベンはいろんな「ピーター・パン」の挿絵や背景画に登場する建物として知っていたけれど、国会議事堂の時計台だと知って驚いた。対岸から全景を眺め、写真をパチリ。ウェストミンスター橋を渡って、近づいて見る。厳格な雰囲気に圧倒された。

ビッグ・ベンの隣にあるウェストミンスター寺院は巨大でバラ窓や凝った彫刻が美しく見飽きない。中には入らず、外から見学。父が、ここはイギリス王室の戴冠式を行う場所であり、王族が埋葬されているけれど、土地が足りずに積み重ねるように埋葬されていると教えてくれた。

次いでバッキンガム宮殿へ。衛兵交代式を見る。東ベルリンのノイエ・ヴァッヘで見た衛兵交代が、市内の銃痕などのイメージと相まって物騒に見えたのに対し、赤い上着に黒く長いふわふわの帽子をかぶった衛兵は「兵隊さん」と呼ぶのにふさわしいような、かわいらしさを感じた。

そんな感じの87日目。旅は残り13日。

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