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【1989年100日旅】6日目。モスクワ

1989年4月11日。日本人学校に転入前の挨拶へ。当時、モスクワ日本人学校はアメリカンスクールとスウェーデン人学校の入っている建物の4、5階を使っていた。校庭も共有。「思ったより小さなところで驚いた」と日記にある。備品は学校っぽくない、家庭的なものが多かった。

1学年は10人程度の1クラスで、小学校1年生から中学校3年生までが同じ校舎で学んでいた。教頭先生は女性だった。メガネをかけた、とてもエレガントな素敵な先生。スカーフに合わせて、時計の文字盤の縁の色がしょっちゅう変わるのがおしゃれだった。少し大きくなって、あのスカーフはHERMESで、時計はGUCCIのチェンジベゼルだとわかった。日本は当時、バブルだった。

モスクワには5月中旬くらいまでしかいなかったので、この学校には1ヶ月くらいしか通わなかった。だけど、校歌をよく覚えている。「北国の空 澄みわたり 我が学び舎に光満つ われら日本の子 愛と誠を求めつつ モスクワ モスクワに立つ たくましく」

こんな感じの6日目。旅はあと94日。

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