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孤立しない育児(2009年春の原稿より)前編

12才になった長男Tは、ワタシのnoteに興味津々。何人イイネしたか、フォロワーがいるか、何を書いているか。「僕があかちゃんの頃とか書いたらいいと思う。」というアドバイスまで。「僕のこと書いた?」と催促が増えてきたので、今日はリクエストに答えて長男が1歳だった頃のことを。

「てをつなごう」という教育の研究や視察に熱心な団体のニュースレターに投稿していた頃がありました。2009年春の原稿がみつかったので、転記します。あの頃ワタシは新米ママ。デンマークに住むようになって2年半。デンマーク語はイマイチ、仕事もしておらず。周りのママたちは子どもたちが1才を迎えた頃から職場復帰。焦っていた時期です。今日は前編を。

以下原稿
 お陰様で息子Tは昨年11月、1歳になりました。あっという間の1年。家族、友人を始め沢山の方にサポートしていただいたお陰です。今回は私達をこの1年大いに支えてくれた、保健師さんとマザーズグループについてお話します。

Tが1才になるまでの間に5回、保健師の訪問がありました。(本来は6回だが、保健師ストの為5回となった。)希望者は出産前にも訪問してもらえます。私たちの担当はメレッテさん。毎回の滞在時間は30分から1時間。身長体重測定と発達のチェックをし、私たちがTの様子を話し、月齢にあったアドバイスをもらいます。出産後始めての訪問は、退院2日後でした。新米両親の私たちは、30以上に及ぶ些細な質問(例:着替えの時に必ず泣くのはなぜか?50センチの服では大きすぎる。45センチの服は買えるか?)を用意して待ちかまえていました。今になって思えば大した質問ではありませんが、あの時の私達には全てが大問題!彼女はひとつひとつに答え、そして最後に「Tはちゃんと大きくなっているし、私には何の問題も見当たらないわ。」と言いました。この一言が、どれだけあの時の私達を勇気付けたか。その後の訪問でも、毎回「それでいいのよ。」といった意味のあいの事を言ってくれます。

1才までは保健師と(必要であれば1才以降も)、それ以降は入園した保育園の保育士との接点があります。常に相談できる相手がいるというのは、大きな安心感です。私達はメレッテさんの携帯電話番号を持っているので、必要があればいつでも電話できます。実際に電話したのは一度だけでしたが、いざという時に電話できるのは本当に心強いものです。

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