孤立しない育児後編(2009年の原稿より)


マザーズグループは、誕生月が同じ子どもとお母さんのためのグループ。担当保健師にマザーズグループ参加希望の旨を伝えると、リストに入れてもらえます。初回のミーティングは出産から3週間後、図書館の一室でした。保健師は初回のみ参加。2回目以降は、グループのメンバーの家で持ちまわりで行われます。私たちのグループは子どもが6人。ホストになる家は、コーヒーとパンとチョコレートなど甘いものを少し用意します。

子ども達が小さかった頃は、私達のおしゃべりがメインでしたが、子ども達が動き出すようになってからは、子ども同士を会わせる事も大切な役割に。地元に知り合いの少ない私は、このマザーズグループにとても助けられています。ささいな事でもお互いに聞きあえ、そして「うちの子だけじゃなかった。」とほっとして帰宅できます。グループがうまく機能するかは、メンバー次第。育児雑誌で「最強のマザーズグループにするには!」という特集も組まれるほど。幸い私達は気が合うようで、昨年9月までほぼ毎週会っていました。それぞれの育児休暇が終わった現在は、毎月第三日曜日に会う事にしています。

子育てで怖いのは「子どもとふたりぼっち」になって孤立する事だと思います。子どもとだけ向き合っていると、お互いに息苦しくなり、視野が狭くなりがちです。専門家や、子育ての悩みや喜びを共感し合える仲間との接点は、子育てを更に楽しむのに欠かせない大事なものだと実感しています。

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