SDGs(持続可能な開発目標)って壮大すぎると思っているあなたへ

みなさん、こんにちは。PRプランナーのさやです。

さて、今日の記事のトップ画像は「ナマケモノ」です。なぜナマケモノの画像を使っているのか、後半でその謎が解けますのでよかったら最後まで覗いてみてください。

主題は「SDGsの目標達成のためにできる日々の行動について」です。より理解を深めるために、本題の前にSDGsが抱える分かりづらさについて軽く触れておきます。

SDGsのバッジをつけている人は多いが…

政治家からサラリーマンまで、SDGsのバッジを胸につけている人が増えてきました。

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商品のタグや企業の理念にも、SDGsが盛り込まれたものも増えてきました。グローバルに注目を集めているSDGsは、日本でもすっかり市民権を得た概念になったといえるでしょう。しかし、いざ自分がSDGsの目標達成ために何をするのか、と問われるとイメージが湧きにくい方もいるかもしれません。

・SDGsという言葉は知っているが、壮大すぎて自分がどう関わっていいかわからない。

・ゴールがたくさんあって、具体的に何をしていいのかわかりづらい。

SDGsが大事な概念だとは思っていても、日々の具体的な行動には結びつきにくいということは往々にしてあるでしょう。

なぜSDGsに対して納得感が持ちづらいのか

では、なぜ具体的な行動に落とし込みづらいのでしょうか。その理由はおそらく頭ではいいものだと思っていても、本質的に理解がしづらく、納得感が持ちにくいからだと思います。

納得感が持ちづらい理由はいくつか考えられますが、特に「包括的な目標であるがゆえに、ターゲットがバラバラであること」が大きいように思います。

例えば、紛争地帯に住んでいたり、医療体制や食料供給が十分ではない地域に住んでいる人々にとっては、「ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう」や、「ゴール14:海の豊かさも守ろう」という目標は程遠い理想に思えるかもしれません。一方、こと日本に視点を移すと、「ゴール2:飢餓をゼロに」という目標はややイメージが湧きづらく、達成のための具体的な行動が想像しにくいかもしれません。

このように、見る人の置かれている環境によって納得感がある目標とそうでない目標が違ってくることが、SDGsの腑落ち感の薄さに繋がっているように思います。最大公約数をとることによって、自分事化しにくくなる現象は、グローバル課題への道のりを考える上で、共通の障壁といえるでしょう。

日々の小さな行動がSDGsの達成を支援していることを知る

さて、前述のような難しさがあることを前提として、SDGsの目標達成のためにどうしたらよいかを具体的にみていきましょう。取り組み例を紹介しているものはたくさんありますが、特に国連広報センターが発行している「持続可能な社会のためにナマケモノでもできるアクション・ガイド」が簡潔にまとめられており、分かりやすいでしょう(このnoteのトップ画像の由来はこれです)。

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内容はほぼ同じですが、右の冊子のほうがより詳細な記載があります。以下のサイトからも閲覧可能です。

まさにナマケモノでもできるアクション・ガイドという名の通り、ソファに寝たままできる簡単なアクションから、職場でできるアクションまで、取り組みの難易度順に4つのカテゴリーに分けてSDGs達成のためのできる行動を取り上げています。その一部をご紹介します。

レベル1:ソファに寝たままできること

・照明を消そう。テレビやコンピューターの画面は以外と明るいから、必要ない時にはそれ以外の照明を消しておこう。

レベル2:家にいてもできること

・できるだけ簡易包装の品物を買おう!

レベル3:家の外でできること

・買い物はマイバッグを持参しよう。レジ袋は断って、いつもマイバッグを持ち歩くようにしよう。

レベル4:職場でできること

・日々の決定を見つめ直し、変えてみよう。職場でリサイクルはできている?会社は、生態系に害を及ぼすようなやり方をしている業者から調達をしていないかな?

このように日々の小さな行動がまさにSDGs達成のための行動であることがわかります。私も買い物には必ずエコバッグを持参する、こまめに電気を消す、水を出しっ放しにしないなどの工夫を日々実践しています。小さなことが大きな変化をもたらすことを信じています。

最後に、冊子の中にある言葉を引用してこのnoteを締めくくりたいと思います。

「ナマケモノも含めて、地球上の私たち一人ひとりが、一緒になって問題を解決するのです。」

ご精読いただき、ありがとうございました。感謝を込めて。

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