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企業の取り組んでほしいSDGsランキング

PRディレクターのさやです。

パソコン作業中にネイルを塗って,仕事に打ち込むうちに,気づいたらネイルが完成しているという一石二鳥感がたまらなく好きなさやです。#果たしてこれは一石二鳥なのか?

さて,今日はSDGsが広報の最重要テーマである今,消費者は企業にどのSDGs項目に取り組んでほしいと考えているのかについて考えていきたいと思います。

企業に取り組んでほしいSDGs項目とは?

電通パブリックリレーションズ内に設立された企業広報戦略研究所が,2020年に大規模な企業のブランディング調査を行いました。企業イメージやSDGsに関して幅広い設問がありますが,「企業に取り組んでほしいSDGsは?」という設問に対するトップ14までの回答は以下のようになっています。

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赤い線が2020年の数値を,オレンジの線が2019年の数値を示しています。

2020年,2019年共にトップ3は変わらず,1位は「すべての人に健康と福祉を」,2位は「エネルギーをみんなに,そしてクリーンに」,3位は「働きがいも経済成長も」であることがわかります。

1位の「すべての人に健康と福祉を」は新型コロナウイルスの蔓延に伴い,上昇した項目かと思いきや,実は3年前からずっとトップのSDGs項目です。昨年の値が20.9%であるのに比べて,2020年は22.4%と数値こそ上昇していますが,人々が変わらず企業に対して健康への取り組みを期待していることが読み取れます。

生活者が関心のある/期待している企業の取り組みは?

また,具体的な企業の取り組みとして消費者がどのような点に関心をもっているか・期待しているかという設問もあります。

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赤い線が興味があるもの,オレンジの線が期待するものを示しています。興味・期待ともにスコアが高いものとして,食品ロス削減や海洋プラスチック対策,フードバンクなどがランクインしています。食に関する取り組みがランク上位にあり,SDGs投資など項目はランク下位となっています。

生活により身近に感じられる取り組みが関心や期待の対象となることが読み取れることがポイントです。

調査概要は以下の通り。
調査期間:2020年6月17日から30日
調査対象:全国の20~69歳の男女約1万500人
調査方法:インターネット調査

出典:企業広報戦略研究所(https://www.dentsu-pr.co.jp/releasestopics/news_releases/20200929.html

まとめ

SDGsのどの項目を重視しているかを理解することも非常に重要ですが,それ以上にSDGsのそれぞれの項目を具体的などのような取り組みとして落とし込むかのほうが重要です。消費者と対話をしながら,時流の大枠をつかんだ上で,具体的な行動をさらに増やしていこうと改めて決意しました。


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