【欧州が上位を独占】SDGs達成ランキング

PRディレクターのさやです。

嵐のライブ配信を見た後に執筆しています。20年間、日本のエンタメ界を牽引してきた一大アイドルの活動休止はやはり寂しい…そして改めて動画の時代が来たことを最も感じた配信でした。時代は移りゆく。

さて、今日は欧州に注目してSDGsを考えてみたいと思います!

SDGs達成ランキング

SDGsに関しては毎年、国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)とドイツ・ベルテルスマン財団が各国のSDGs達成ランキングを発表しています。最新(2020年6月発表)のランキングは以下の通りです。

1位:スウェーデン
2位:デンマーク 
3位:フィンランド

4位:フランス 
5位:ドイツ
6位:ノルウェー
7位:オーストリア
8位:チェコ共和国
9位:オランダ 
10位:エストニア 

参考:https://sdgs.media/blog/5348/

トップ10はすべて西欧諸国が独占。トップ20でもみても西欧諸国以外でランクインしているのは16位のニュージーランド、17位の日本、20位の韓国だけです。

SDGsが欧州諸国と圧倒的に親和性が高いということを示している結果だと思います。特にランキングトップ3は北欧諸国が独占。環境保護や社会保障に長年取り組んで来た国々は、やはりSDGsにも強いです。

なぜヨーロッパが強いのか

SDGsの背景として、ヨーロッパにルーツを持つ大きな取り決めが2つあります。それは昨日のESG投資でも触れた株式市場に対する倫理規範をまとめたPRI(責任投資原則)と脱炭素条約であるパリ協定です。前者はイギリスがルーツで、後者パリ協定という名前の通りフランスの大きな尽力のもと成立した国際的な取り決めです。

これらの背景を知っておくべき理由は、今後SDGsを踏まえ世界的な取り決めが欧州に有利な設定になる可能性が高いからです。

現代社会を基礎作っている概念は、多くがヨーロッパで生まれたものです。民主主義や基本的人権がその代表例でしょう。ヨーロッパはこのような概念を輸出することで、覇権国家としての地位を確立するという形式を再び用いて世界の第三勢力(米・中の次)として勢いを増しています。

参照:「2030年の世界地図帳」落合陽一著

まとめ

今日は欧州に注目してSDGsを考えてみました。SDGsの取り組みにおいて世界の先頭を走る欧州諸国。SDGsがもたらす世界的なパラダイムシフトが世界の勢力図を塗り替える可能性が高い中、枠組みや概念を世界に輸出する形で覇権をとる欧州の手法が今後さらに盛り上がるように思います。SDGsの枠組みだけでなく背景を知ることで、今後の世界のうねりを覗き見ることができて楽しいですね!今日もご精読いただきありがとうございました!

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