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「攻めのSDGs」と「守りのSDGs」

PRディレクターのさやです。

今日は久しぶりに偏頭痛になったので,冷えピタを貼って頭を冷やしていたら,思いのほか冷えピタの冷却期間が長く,技術の高さに感服しました。#2時からつけているのに6時間経った今でも全然冷たいヨ。

さて,今日はSDGsの3つの切り口というタイトルで,SDGsの役割を考えていきたいと思います。広報も「攻めの広報」と「守りの広報」という概念があるように,企業にとってのSDGsの立ち位置を考える上で,SDGsにも「攻めのSDGs」と「守りのSDGs」という捉え方ができるでしょう。今日はそれらの側面について考えていきたいと思います。

①攻めのSDGs

SDGsを軸として新しい課題を捉え,ビジネスチャンスを創造していく視点です。SDGsの17の目標は包括的なものなので,既存のビジネスをさらに発展させるためにも,そして全く新しいビジネスを立ち上げる上でも,大きな指標となりえます。今後の消費活動を支える世代となるミレニアム世代やZ世代は,すでにSDGsネイティブと呼ばれ,企業がSDGsやサステイナブルに対してどのような活動をしているかについて非常に敏感だと言われています。(「今後の消費の鍵を握るミレニアム世代はSDGsネイティブ」という記事に詳しく記載しています)

また,2018年の経済産業省の資料において,「SDGsの達成によって年間12兆ドル(約1300兆円)の新たな市場機会につながる。」という試算もあります。まさにSDGsへの取り組みが様々な波及効果をうみ,大きな市場となることを示しています。
出典:経済産業省(https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/sdgs_esg/pdf/001_05_00.pdf)

②守りのSDGs

二点目は,守りのSDGs。守りの広報でいうところの,リスク管理やIRなどがとよく似ています。ESG投資家への説明責任や,SDGsやサステイナブルに関する様々なステークホルダーからの質問対応などに加えて,今後企業として強化しておくべき法令対応なども含まれます。

まさに,企業としての在り方を外部に発信する際の指標といえるでしょう。やり方を間違えればブランドイメージの低下や,売り上げの減少などに繋がりかねませんが,適切に発信することでより良い人材の確保などに繋がる可能性もあります。

まとめ

一口にSDGsといっても,ビジネスへの取り入れ方は様々です。今回の攻めと守りのような切り口もありますし,新型コロナウイルスからの復興の土台と捉えることもできます。また,企業経営の根本として取り入れることも可能です。まずはどのような切り口があるのかを理解した上で,一つ一つの側面ごとに検討していくとよいでしょう。うまく取り入れることで必ずSDGsはあなたのビジネスを後押ししてくれるはずです。今日もご精読いただきありがとうございました。


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